北山丸太ができるまで

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作業の流れ

北山丸太の作業の流れ 北山丸太完成 磨き作業 人工乾燥 天日乾燥 皮剥き・背割り 伐採・搬出 枝締め 絞巻き 枝打ち 下草刈り 植林 穂摘み・挿し穂

穂摘み・挿し穂(挿木)

5月初め頃、長年の経験や研究により選び抜いた優れた品種の親木から穂摘みした、長さ30cm位の穂木を苗床に挿木します。

挿し穂
  • 挿し穂
  • 挿し穂

植林

挿し穂の2年後、発根の良い苗を山に植林します。植林は3月が適期とされています。

植林
  • 植林
  • 植林

下草刈り

植林後6~7年間は、毎年6~8月頃に植林地の下草刈りを行います。

下草刈り

枝打ち

良質の北山丸太をつくるための特に重要な作業。最初の枝打ちは植林後6~7年後に行い、その後一般的には4年毎に枝打ちを繰り返します。枝打ちは、成長期の4~7月以外の期間に、はしごを杉の幹に架けて枝まで登り、鋭利に砥いだ鎌か鉈(なた)を使用して行います。出来るだけ枝の付け根を幹に沿って打ち落とし、打ち跡が幹より出ていないことが重要です。
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枝打ち
  • 枝打ち
  • 枝打ちした切り口
  • 枝打ち
  • 枝打ち

絞巻き(人造絞丸太のみ)

主に床柱に使用する人造丸太をつくるため、生育中の幹にプラスチック製の箸状の当て木を針金等で巻き付け、2~3年の太りを利用して当て木を食い込ませ、木肌に凸凹の絞り模様をつけます。
(4~7月は避けるのが望ましい。)

絞巻き
  • 絞巻き

枝締め

伐採する前の年の冬 11~3月頃、枝を適度に打ち落として太りを抑えます。こうすることで木肌が引き締まり、表面の干割れを抑え、また色艶、光沢を良くする効果が得られます。

枝締め

伐採・搬出

伐採は9~11月にかけて行い、伐採後約1ヶ月そのままにして葉枯らし乾燥を行います。その後、玉伐りして搬出します。

伐採
  • 搬出
  • 搬出

皮剥き・背割り

搬出された丸太は樹皮を剥き、表面の干割れを防ぐために、一方を芯まで丸のこで切れ目(背割り)を入れます。
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皮剥き
  • 皮剥き
  • 皮剥き(水圧)

天日乾燥

背割りを入れた丸太は、天日にさらして乾燥を行います。表面の色が白くなったら室内に取り込み、風の通るところでゆっくりと、天候条件により1~3週間ほど乾燥させます。

天日乾燥
  • 天日乾燥
  • 天日乾燥

人工(機械)乾燥

天日乾燥の後、機械による人工乾燥を行います。

人工(機械)乾燥

磨き作業

乾燥させた北山丸太の表面を、さらに光沢を引き出すため、たわし状のもので磨きます。この作業は従来、「菩提の滝」で採取した砂を使って女性たちが磨いていました。しかし近年は水圧やたわし状のもので磨くことが主流となっています。
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磨き作業
  • 磨き作業
  • 菩提の滝

北山丸太完成

こうして植林から約30年、丹精込めて育てられた北山杉は、非常になめらかな表面をした独特の艶と光沢のある磨き丸太となります!!

各丸太
  • 北山杉の美林
  • 北山杉の美林

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