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空を翔るデザインに対する想い・予告編

2012.9.24  北山杉加工品 

秋分の日が過ぎ、朝晩は寒さを感じるほどです。慌てて厚めのお布団を引っ張り出してきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

秋の日はつるべ落とし。だんだん日の暮れるのが早くなって行きますが、晴れた日の深い青空に描かれた飛行機雲を見ると、ユーミンの「ひこうき雲」を口ずさんでしまいます。世代が判ってしまいますね(汗;)

 

 

ところで、飛行機と言えば各航空会社には機内誌があるのをご存知でしょうか。

エールフランスは「Bon voyage(ボンボヤージュ)」、キャセイ・パシフィックは「DISCOVERY(ディスカバリー)」、日本航空JALは「Skyward(スカイワード)」、日本トラストオーシャン航空は「Coralway(コーラルウェイ)」、全日本空輸ANAは「翼の王国」・・・などなど、それぞれ特集やコラム、ビジネスからトレンド、観光やおいしいもの情報などが満載の雑誌です。

座席の前ポケットに差し込まれたそれは、必ず手に取って見る空の旅の友。そして毎月発刊されるので愛読者も多いようです。

 

 

先週、ANAの機内誌「翼の王国」でコラムを連載されている小泉 誠さんが北山杉の取材に見え、私たちは案内に協力し撮影に同行しました。

小泉 誠さんはとても有名な家具デザイナーです。1990年にKoizumi Studioを設立、家具だけでなくテーブルウエアから空間デザイン、建築に至るまで生活に関わる全てのデザインを手がけておられます。

また展覧会やワークショップ、デザインを通して地域にも関わり、大学でも教鞭をとるなど幅広く意欲的に活動されています。

「翼の王国」のコラムタイトルは「素材の素」。偶数月掲載の隔月連載で、その名の通り、小泉さんがデザインを手がけている作品や商品の素材がどんな歴史を持ち、どのように生まれているのか現地まで赴き取材するというものです。

毎回、小泉さんの驚きや感動、発見に対する想いが、その目で見たままリアルに伝えられています。

 

 

小泉さんと私たちとの出会いはこのブログでも昨年お伝えしました「北山スギプロジェクト」。京都の木、北山杉の活性化を目指し発足したプロジェクトに賛同し北山丸太をソファやテーブルの一部に使用した「イマトコ」をデザインされたのが小泉さんなのです。

このようなご縁で、「翼の王国」12月号の「素材の素」はイマトコに纏わる北山杉・北山丸太のお話をして下さるようで、その故郷に取材に見えたのでした。

小泉さん、ライターさん、カメラマンさん、アシスタントさんの4名が入洛。

 

整然と並んだ天日干しの丸太に歓声が。清々しい気候で取材日和でした。

 

手剥きの荒皮剥きをご覧になって、綺麗に剥れた杉皮がまだ生々しいのにも驚かれました。

 

磨丸太の原点の地とも言える菩提の滝は、変わらず豊かな水をたたえていたのですが・・・

 

7月の集中豪雨で菩提道は途中から通行止めで、滝にたどり着くまで歩くこと30分。何と、道路から下へ降りる石の階段がごっそり落ちていたのです。

 

無残な姿に言葉もありません。自然の驚異、恐ろしい爪あと。復旧まではかなりの時間がかかりそうです。

 

そんな状況にもめげない、サバイバル取材班! 捨て身の撮影に熱意を感じます。

 

撮影を終えての帰り道。下からアスファルトが持ち上がっていて、ものすごい水が押し寄せたことを物語っています。

今回は取材のための強行軍でしたが、足元もかなり悪いので皆さんは立ち寄られない方がいいと思います。

 

奥長谷で人造絞りの巻き付け加工した北山杉も撮影しました。ファインダーの中の「ハシ」はいい顔をしているでしょうか?

 

 

北山杉の苗床。鹿よけネットから熱心に見ているのは鹿じゃなくて小泉さん(^^)

 

「イマトコ」 京都でのデビュー、発売記念イベントは2月に里仁舎さんの新オフィスで行われました。盛況で、トークセッションもお部屋に入りきらないほどだったのは、まだ記憶に新しいです。

撮影の最後は高雄にあるモデルハウス。こちらにイマトコが展示してあるので、急遽のお願いに快く応じて開けていただきました。

 

 

和気藹々。北山杉に向かって空飛ぶイマトコを小泉さん自らヨイショ、いい笑顔です・・・っと、12月号の発行まで2ヶ月ちょっとあるとは言え、ネタバレになってしまいますから、このくらいにしておきます(笑)

イマトコの素材の素、北山杉のふるさとは小泉さんの目にどんな風に映ったのでしょうか。今からコラムがとても楽しみです。

発刊されましたら、またご紹介させていただきますね。今回は予告編ということで、取材現場の雰囲気をおさめたメイキングショットもその時に。

皆さま、お疲れさまでした!

 

 

小泉さんはデザインに対する想いの中で、「木の時間と人の時間の関係が程良いようです。」と語っています。

素材という意味では生まれてせいぜい数十年でも、手間をかけて道具となった木が使い手の手入れによって、ずっと暮らしの中で寄り添っている、そんな関係。

そして「適時適所」、その時間に適した素材を選び、その時間に適した流通をきちんと考えていく事が大切なことだと感じているとも。

北山スギプロジェクトから生まれた「イマトコ」もまた、まさにその想いをカタチにしたものです。

12月になるとANAに乗って小泉さんの北山杉・北山丸太への想いが空を翔けめぐります。たくさんの方が「翼の王国」をご覧になるといいですね。

寒さが増してくる北山杉の里から飛行機雲を見上げる度に、きっとそう思うはずです。とても楽しみ!

 

Koizumi Studioのホームページはこちら。

http://www.koizumi-studio.jp/studio_home.html

daily newsを始め、小泉さんの活動やワクワクなKoizumi Worldが広がっていますよ(*^_^*)

  

 

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