ブログ 北山杉の里だより

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北山丸太について

無駄の出ない北山杉

2021.12.28  北山丸太について 

本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。

以前より「北山杉の間伐材ありますか?」「北山杉の間伐材を使って~を作りたいのですが」

というお問い合わせをいただく事があります。

杉の中でも「北山杉」というブランドがあるからこそ、お声をかけていただけるのだなぁ、と

先人に感謝です。

 

先日上記のようなご相談で来所されたお客様に、以下のように説明させていただきました。

 

通常の材木となる「杉」や「桧」は間伐をして太くなるように育てます。そして、その太い木を

製材して板にしたり構造材として利用します。

 

一方北山杉は・・・

「北山杉は間伐はしないのです。」

杉は杉でも、北山杉はまっすぐに育つ選ばれた品種を挿し木で育て、

枝打ちを繰り返しながら細く長く育てます。

 

そのうえで木の皮をむいて(杉皮は屋根下地や外壁に使用します。)

通常は丸いままの木肌を見せた飾り柱などの製品にします。

北山丸太 市売会場にて

細いものは細いものなりに太いものは太いなりに製品となります

 

通常の北山丸太サイズの使用事例(デイサービスセンター北山杉いこいの家)

こちらは細い丸太(タルキといいます)の使用事例(京都市上京区にある油の老舗、山中油店さんが所有される京町家のゲストハウス)

太い丸太の大黒柱としての使用事例。(O様邸)

(昔樹木希林さんのコマーシャルでありましたね、「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに」)

 

このように板や構造材を用途とする「杉」と室内での飾り柱を用途とする「北山杉」では、育て方が違うのです」

 

という事で、北山杉はこのように無駄の出ない木なんです。

(最近では北山杉の先端部分もツリーとして販売しております)

 

引き続き「北山丸太・北山杉」をよろしくお願いいたします。

 

 

北山丸太の魅力を伝えるパネルを作りました

2021.2.20  北山丸太について 

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

北山丸太の歴史、生産工程、使用事例をパネルにし、京都市北区役所2階にある『北区民交流スペース』に展示させて頂いております。

小学5年生の教科書に北山杉について掲載されており、さらに深く勉強されたい小学生に向けて。

また一般の方々にも北山丸太の魅力をお伝えできればと、パネルを作成いたしました。

『北区民交流スペース』にはパネルの他にも、北山丸太で作った椅子や机、その他京都市内産木材「みやこ杣木(そまぎ)」で作られた木製品なども展示しております。是非ご活用ください。


京都市北区長 武田 淳 様(写真:右奥)
京都市北区社会福祉協議会 会長 水田 隆一 様(写真:右手前)
と、一緒に撮影させて頂きました。

 

今シーズン初市開催

2018.11.9  北山丸太について 

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

当組合の紅葉も一気に色付き、秋が深まってまいりました。

11月8日 京都北山丸太生産組合にて今シーズンの北山丸太初市となる「北山紅葉祭」が行われました。

美しい北山丸太がズラリと並ぶ前で、当組合理事長の挨拶のあと、振り子さんの威勢のいい声で競りが始まりました。

通常、木材の競りは㎥(立米)単価で行われるのですが、北山丸太の競りは1本単価行われるのが特徴です。

良材には、人気よく多くの手が上がっていました。

競り落とされた丸太は、さっそくトラックに積み込まれ全国の問屋さんへと旅立って行きます。

※ 競り市は一般公開されておりません。

北山丸太クイズ

2016.5.20  北山丸太について 

 一昨日、今シーズン最終の北山丸太市売りを行いました。
 市況を反映し、やや低調な売れ行きでしたが、遠方からもお越しいただき、ご参加ありがとうございました。 

 その市売り前の状況、北山丸太が整然と並び、売立てを待っています。

北山丸太は3mが標準の長さですが、写真のように長い寸法も(少ないですが)出品されることもあります。

今回の長尺丸太はシャワーキャップをかぶせてもらっているように見えますね~

ここで質問です。 何故シャワーキャップをかぶっているのでしょうか

①長いので天井に当たるのを防ぐ為。

②色が白くなるように上部に薬剤が塗ってあるのが乾かないようにするため。

③乾燥にともなう干割れを防ぐ為。

 

 はい、正解は・・・③です。上部の暑さや移動中の乾燥の伴う干割れを防ぐため、ビニロンという特殊なビニール素材を被せ、市売りが終わったら下まで降ろしておきます。
※ビニロンは内部からの水分は外へ通す特殊な素材で、乾燥した外部でも干割れを防止して、上手に乾くそうです。 

正解されたあなたはなかなかの北山通ですね。(キタヤマドオリではありません、キタヤマツウと読んで下さいね。)

北山あるある①

2016.5.15  北山丸太について 

 ここ数日さわやかな良い天気が続いています。そんな中、5月18日(水)北山若葉祭と銘打って当組合今期最終の北山丸太の市が行われます。ですから、今は丸太展示会場に丸太を持ち込む期間なのですが、「こんなええ天気やと持込できひんわ」という声が聞こえてきます。

どういうことか、わかります?

 

北山林業男子(笑)の言葉を訳しますと

「天気が良いと荷主の倉庫から市の行われる丸太展示場に運ぶ最中に、丸太に干割れが入ってしまう」と言う事です。

丸太を材木としてしかとらえられていないと、「木やもん、割れるの当たり前やし」と思われると思いますが、ここ北山丸太の生産者の思いはもっと繊細で深いものなのです。

 北山丸太はご存知のとおり、主に木肌の美しさを生かして意匠として使っていただく木材です。 

 丸太製造の後、売れるまでは各生産者が保管されるのですが、本当に大事にされるのです。丸太を乾かすときにも1本1本手作業で太陽の当たる加減を見つつあっち向け、こっち向け・・・、保管するときも温度管理と湿度の管理のために、倉庫を天気や気温にあわせて開けたり閉めたり・・・いざ出荷が決まっても乾燥時には丸太にビニロンを巻いたり・・・丸太が売れるまでずっとです。ちょっと時代錯誤というか、「えっ、そんなことしてたんかい」って思いませんか?

 北山丸太は一般の材木に比べて「高価」だという理由を少しお分かりいただけたでしょうか?北山丸太の説明をするとき、こういう細かい説明って、生産者にすれば昔からしている当たり前の事過ぎてされないのですが、生産者ではない私が事務所で見聞きしているなかで、「えっそこまで気にする?えっそこまでフォローする?」と驚くことは沢山あるので、またご紹介していきたいと思います。

 

北山丸太 年輪比較

2016.1.15  北山丸太について 

ご覧下さい。見かけは似たような北山天然出絞丸太。

でも・・・年輪を見てみると・・・

こ~んなに違うんです。

年輪の詰まっている方が、木肌の色ツヤ、光沢がとっても良くて、その違いは年数が経つほど差が現れてきます。 

重量だって違います。もちろん年輪の詰まっているほうが重たいのです。(おそらく強度も勝っているでしょう。)

人間でもありますよね、見かけは一緒位のスマートさでも体脂肪計に乗るとわかる「体脂肪率の低い人、高い人」とか「年より若く見える人、老けて見える人」とか。
丸太も見かけだけでは分かりません。京都の北山丸太は中身で勝負しています

 

2016年 始動いたします。

2016.1.6  北山丸太について 

 昨年とはうって変わって暖かいお正月でしたが、皆様はどのようにお過ごしでしたか?

どうぞ本年も北山杉・北山丸太をご贔屓に・・・よろしくお願い致します。

 さてさて、年度初めにもかかわらず、色々な新たなお客様にも来所頂いています。

  

 ところで、「森」と「林」の違いってご存知ですか?

 テレビの解説によると、「森は人工的に手が加えられていない」 「林は人工的に手が加えられている」ということでした。う~ん、なるほど・・・。ということは、北山杉の植林されている山は基本「林」ということですね。ただ、最近は残念なことに、北山杉が植林されているけれど手入れされず「森」になってきている山が増えてきております。 

 京都府は森林環境税を導入されることが決まりましたが、北山の「森」を整備するよりも、北山杉の「林」を復興させることに税金が使われれば土砂災害や水害などの災害対策になるのでは、と思います。

 

「北山杉の林」が復興すれば地場産業として成り立ちます。京都市中心部から車で30分の地ですが、自然が豊かに残っており、産業として成り立ってさえいれば住んでみたいという若い世代もあると思います。夢のような話でしょうか?いえ、そうではないことを願います。

 

「北山杉を使って良かった~、他の木とは違うよね、」とお客様の心を満たすことができるような北山杉・北山丸太を提供していけるよう、組合としての仕事を全うしていきたいと思っています。 

 

不器用ですから。

2015.12.3  北山丸太について 

 前回のブログに載せていましたこの写真↓

今回はこの定規にまつわるお話です・・・皆さんご存知ですか?

「はさみ尺」と言います。1,2,3のメモリが見えると思いますが、1のメモリが約3センチです。

昔の「1寸」ですね。私ごとですがはるか昔、呉服屋さんが身体を測り、丈が何寸、裄が何寸とか言われていました。

「寸」とは日本や中国で使われる尺貫法の長さの単位。1寸は1尺の10分の1で、約3センチ(正確には3.03センチ)。
1寸の10分の1は1分(ぶ)。現在ではメートル法が普及し一般的には単位として使われることは少ない、とのことです。

 でも、こちら北山林業の業界では「寸」は現役です。

聞いたところによると、原木など直径の大きな木を計るときは肩にかつぐような大きなはさみ尺があるそうです。厚みのあるもの、丸いものの直径を計る道具の「はさみ尺」、特別な道具です。

 

 最近は「幾通りにも使える便利な〇〇」といった製品が花盛りですが、多機能をうたったものは、私なぞはなかなか使いこなせず、結局は「宝の持ち腐れ」といったことが多々あります。

その点、この「はさみ尺」は単機能で潔い道具です。

こんな頑固で融通の利かない道具たちがあらゆる伝統産業を支えているのでしょうね

「不器用ですから(by高倉健)」

詰まっています。

2015.12.1  北山丸太について 

 先日の光景。

磨丸太を、軽トラで運んで来られました。「?」

この不思議な定規ではかると・・・直径3寸=約9cmです。

年輪を数えた訳ではありませんが・・・ナント、これが約70年生だとか・・・びっくりポンです。

北山杉は痩せた北山の地で太り過ぎないように枝打ちをしながら細く長く育てる特徴があり、年輪がより詰まっている方が割れたり変形しにくく、また木肌により光沢が出るので価値が高いと言われますが、年数の割にこれは北山杉でも特別サイズです。

尚、丸太を買っていただく問屋様は立っている木を見られるだけでなく、このように丸太を倒して、木のゆがみやどこが正面になるか等見極められます。

もうすぐ年間で最大の展示大会が行われます。スレンダーさん、豊満さん、筋肉ムキムキさん、背高さん等色々な北山丸太が集まってくる予定です。

あなたの知らない丸太の世界・・・

2015.11.20  北山丸太について 

 ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、北山丸太には色々な種類があります。

板や構造材としての杉ではない「北山丸太」を、素材の一つとしてご紹介します。

以下は市場に並んだ北山丸太です。

まずは、代表的な「北山磨丸太」

きめ細やかな光沢のある木肌が特徴で、通常は3mですが、こちらは4mあります。
つるつるで真っ直ぐ・・ですね! 

 次は「北山人造絞り丸太」

箸状のあて木を幹の荒皮の上から針金で巻きつけて、2、3年の成長を利用して波状模様を出します。巻く職人によってあて木を並べるデザインがそれぞれ違います。

次は「北山天然出絞丸太」

名前の通り、自然に絞り模様が出ている北山杉の品種です。

そして次も「北山天然出絞丸太」ですが、上の写真とは同じ品名ですが絞りの出方が随分違います。
これは品種の違いで、こちらはずいぶん絞模様が派手に出ている品種です。 

 

次は「北山人造変絞」です。

字の通り、人工的に変わった絞り模様を付けたものです。絞り模様を付けるといっても簡単に付くものではなく、この写真の模様をつけるのに5年程の期間、あて木を巻き付けて成長させ、その後あて木を取り除き2年ほどさらに成長させて柔らかい模様に仕上げます。 

 どうですか?北山丸太。奥が深くないですか?拙い写真からも、北山丸太の緻密で艶やかな感じを見ていただけると思います。

全て植林後三十年程かけて作られた手作業、手作りの一品です。しかも人の手だけでなく、気候や山の日当たり、山の土の性質などの条件が整って初めて製品になる世界一人手のかかった杉です。

 こんな北山丸太、素材としての可能性を秘めていると思いませんか?同じものは御座いませんので「出会い」が大切です。

 お探しの北山丸太が御座いましたら、是非ともご相談下さいね。

 

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