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Only Oneをあなたの部屋に。

2012.3.19  日記 

この時期になると必ずやってくる、寒の戻り。北山の里にもはらはらと雪が舞っていますが被害を受けた地域の方々はもっと心が寒いことでしょう。

先日、京都新聞にも掲載されました「イマトコ」。家具を製作する会社へ材料を納めてきました。場所は原谷(はらだに)です。残念ながらまだ冬枯れで寒々しい景色でしたが桜の季節には素晴らしく美しい花が咲き誇る有名なところなんです。

 

坂を上って到着。高台にある大きな会社です。

二葉工業株式会社。「フタバ オリジナル家具」のプレートもあります。

家具以外にも板金・塗装などを手掛けている会社です。

 

毛布にくるんで大切に運んできた材料たち。

長い北山丸太も丁寧に梱包して納品しました。対応して下さったのは装工部主任の山本さん。

ここの工場でイマトコが制作されます。そして是非にとお願いしてショウルームを見せていただく事に…

 

先ほどの門をくぐって正面から入らせていただくと、左手にそのお部屋が。

 

キャー♪素敵なテーブルや家具がいっぱい。床は杉材です。

これは北欧のテーブル。オーク(楢材)です。これだけでも立派なのに中央から広がるそうです。北欧ではお部屋が広いので余裕で置けるし、家族が多かったり、お客様が来られた場合はテーブルが大きくなるのって便利ですよね。お値段も…デス^^

 

チェアーたち。どれも二葉さんの作品です。これを見て思わず「家族の椅子が一つずつ違うのもイイですね」って言うと、「本来チェアーとはそういうものです。家族一人ひとりの好みと体に合った椅子。ダイニングのセットなんかは揃ってますけどね。」と山本さん。ダイニングだって一つひとつ違ったら面白いと思いませんか?

 

こちらも北欧の家具。奥のデスクに何やら可愛らしいものが見えますよ。

ミニチュアの椅子が並んでいます。何て可愛いのでしょう!

これらは二葉さんがこれまでに制作されたチェアーのミニチュアです。もう今では作られていないものもあるので二葉さんのチェアーの軌跡、とでも言いましょうか。椅子に対する思い入れを感じます。

 

外光をたっぷり取り入れて白い壁と床材のコントラストも素敵な明るいショウルームです。おっ、奥には見なれた柱が。

障子もあって何となく和テイストなこの部分。このぶっとい北山丸太はここが作られた時からずっとあるのだそうです。

 

Zチェアー。本当に「Z(ゼット)」の形をしています。木目が美しい一品。何だか痛そうですが座ってみると何と座り心地の良いこと!

 

これが二葉さん自信のチェアー。何が、どこが違うのでしょう?

写真の撮り方で少々判りづらいかも知れませんが、椅子の脚の先端が細くなっています。

他の椅子の脚はこのように上から下まで同じ太さです。

山本さんのおっしゃる「ふとあつ」。ん?ふとあつ?漢字で書くと「不等厚」。

床に近づくにつれて細くなっていってチェアーがエレガントさを増すのだそうです。無垢の木では割れが生じるのでこのような加工には無理があります。

これは楢材ですが、集成材でのこのような加工は二葉さん独自のものです。丈夫で、エレガント。

説明して頂きながら、山本さんが「チェアー」と発せられるたびに一つひとつの椅子に対する愛情を感じました。

残念ながらこのchairも今は製造されていないそうですが、本当に素敵ないいものを見せてもらって心がほかほか。

 

二葉家具さんの本社は家具のまち夷川(夷川通東洞院東入)、こちらにもショウルームがあります。

そして原谷の工場とショウルーム。

お話を聞かせていただいて、今回納めた杉材と丸太が山本さんたちの手によってイマトコとして新しい命を授けられる事は伝説の料理人が良い材料を用いて素晴らしいお料理を創り上げるような感じを受けました。お料理は食べたらなくなっちゃいますけどchairは大切に使うと代々、味わいを増してきますものね。

そして誇らしい技術によって創られたonly oneを自分の部屋にも欲しいなぁ…と思ったのでした。

 

 

 

 

 

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