ブログ 北山杉の里だより

ホーム > スタッフブログ > イベント > 京の七夕、まだまだやってますえ。

京の七夕、まだまだやってますえ。

2012.8.9  イベント 

今日は秋のように高い空、澄み切った青空。とても爽やかな一日でした。日が暮れると涼しい風が舞い込んで、エアコンも扇風機もいらないくらい。こんな夜はお散歩がしたくなりますね。

「京の七夕」は連日たくさんの人が訪れ、スタンプラリーや光の天の川、友禅流し、そして短冊に願いを込めて・・・それぞれが思い思いに楽しんでおられるようです。

 

堀川会場、一条戻り橋の下で北山杉の木工品を展示していますが、川を挟んですぐ近くに色とりどりの可愛らしい、そして珍しい飾りを見ることが出来ます。 

 

それは静岡県東伊豆町の「雛のつるし飾り」。日本三大つるし飾りの一つです。

この三つの地域は、 それぞれ時代の流れと共にだんだん失われていくつるし飾りを貴重な文化遺産として、歴史や風習を観光振興に活かしていこうと相互連携して継続的に全国発信しているそうです。

地域によって意味合いは異なりますが、「つるし飾り」と名づけられているように飾り物を吊るし、子どもの健やかな成長や無病息災、商売繁盛などを願ったのがその由来です。

今回、県人会の方から出展してみないかという申し出を受けて「雛のつるし飾り」がはるばる静岡県東伊豆町から、京の七夕を彩ってくれました。

 

わぁ!たくさんの可愛らしい飾り物が吊るされています。

伊豆の小さな海辺の町、稲取温泉。ここに伝わる雛祭りには、古く江戸時時代の後期の頃より、娘の成長を願う母や祖母の手作りの「つるし飾り」が飾られる風習がありました。

起源は定かではありませんが、明治生まれのおばあさんが「子どもの頃からつるし飾りがあった」と言われているそうなので、その歴史はゆうに100年を超えるものだと思われます。 

 

色とりどりの玉やきんちゃく袋、動物やお人形もあります。

これにはそれぞれ意味があり、女の子への想いや願いを人形の形にしてつるされていて、いわれや決まり事を守りながら、この地区独自の和裁細工として現在まで受け継がれています。 

 

例えば、巾着はお金に困らないように。這い子は這えば立て、立てば歩めの親心。猿は厄が去る、俵のネズミは大黒天のお使いとして金運や霊力を祈願する役割、お花は可愛らしくなるように・・・などなど。 

 

その昔、おばあちゃんが古着のはぎれで一つひとつちくちくと縫ってくれた。想いをこめて親から子、子から孫へと代々受け継がれてきたものでした。 

 

昭和30年代以降には作れる人も減ってしまい、家庭でもあまり見かけなくなりましたが、地元の稲取婦人会が平成5~6年にクラブ活動の一環として復刻されたそうです。今では春のイベントとして「雛の館」ほか、全5会場で展示され町中で盛大に開催されています。

ここで見るだけでもこんなに素晴らしいのですから、本場の会場はどんなに華やかでしょう?ぜひ一度行ってみたいですね! 

 

今でも、つるし飾りを飾っているご家庭もあるとか。お雛様とお内裏様の両側につるし飾りをつるすそうです。 

 

想いはさまざまでも願う・祈るという気持ちはひとつ。「京の七夕」のテーマそのものです。

そして、自分の住んでいる地域以外の伝統やそれを守ろうとする活動を知ることも大切なこと。

京都にいながらにして雛つるし飾りを目にするチャンスです。是非、お運び下さいませ。

親切なスタッフがつるし飾りや稲取の見どころなど、丁寧に説明してくれますよ。この出会いに感謝。

 

北山杉木工品のコーナーは今夜も大盛況!

初日と配置を変えたことで、お客さまも中の方まで入っていただきやすくなりました。

 

北山クラフトのOさんは浴衣の少女たちの人気者です。サインをしているのではありません(笑)

おばあちゃまが二人に杉のものさしを買って下さいました。堀川商店街で押し花の絵手紙体験をするので、ものさしの裏にしてあげようかしら、と。杉のものさし、と言うだけでも貴重なのに二人のオリジナルものさしになるのですね。素敵♪

 

若いカップルも仲良く杉板の絵はがきを選んでいます。浴衣もオシャレな着こなしでいいですねぇ。

 

…と、門川京都市長がお立ち寄り下さいました。いつもイベントの時には必ずお顔をみせて下さり、「北山杉が大好きなんや。」と笑顔でおっしゃいます。

 

みるみるうちに人がいっぱい。小学生ともなごやかに会話される京都市長です。握手を求めるご婦人も。重ねた手と手に市長と市民の心が直接、通じているのを感じます。

記念撮影の様子を後ろからパチリ。

 

そして私たちも記念撮影。門川市長の満面の笑みに癒され、あぁこのイベントはいいなあ!残りの日程も、数多くの方に北山杉を知っていただけるように頑張ろう!と思うのでした。

 

涼風が夜の堀川をそぞろ歩く人たちの頬を撫で、「気持ちええなぁ。」と声が聞こえてきます。

終了時刻の9時半を過ぎてもまだまだ、人通りが途切れることはありません。

13日まで「京の七夕」は続きます。

ご家族で、ご友人と、彼と、彼女と、そしてお一人でも。北山杉のベンチに座って、つるし雛飾りを眺め、おしゃべりしませんか?

堀川会場、一条戻り橋の下でお待ちしていま~す!!!

 

 

 

 

 

 

 

このページのトップへ