ブログ 北山杉の里だより

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不器用ですから。

2015.12.3  北山丸太について 

 前回のブログに載せていましたこの写真↓

今回はこの定規にまつわるお話です・・・皆さんご存知ですか?

「はさみ尺」と言います。1,2,3のメモリが見えると思いますが、1のメモリが約3センチです。

昔の「1寸」ですね。私ごとですがはるか昔、呉服屋さんが身体を測り、丈が何寸、裄が何寸とか言われていました。

「寸」とは日本や中国で使われる尺貫法の長さの単位。1寸は1尺の10分の1で、約3センチ(正確には3.03センチ)。
1寸の10分の1は1分(ぶ)。現在ではメートル法が普及し一般的には単位として使われることは少ない、とのことです。

 でも、こちら北山林業の業界では「寸」は現役です。

聞いたところによると、原木など直径の大きな木を計るときは肩にかつぐような大きなはさみ尺があるそうです。厚みのあるもの、丸いものの直径を計る道具の「はさみ尺」、特別な道具です。

 

 最近は「幾通りにも使える便利な〇〇」といった製品が花盛りですが、多機能をうたったものは、私なぞはなかなか使いこなせず、結局は「宝の持ち腐れ」といったことが多々あります。

その点、この「はさみ尺」は単機能で潔い道具です。

こんな頑固で融通の利かない道具たちがあらゆる伝統産業を支えているのでしょうね

「不器用ですから(by高倉健)」

詰まっています。

2015.12.1  北山丸太について 

 先日の光景。

磨丸太を、軽トラで運んで来られました。「?」

この不思議な定規ではかると・・・直径3寸=約9cmです。

年輪を数えた訳ではありませんが・・・ナント、これが約70年生だとか・・・びっくりポンです。

北山杉は痩せた北山の地で太り過ぎないように枝打ちをしながら細く長く育てる特徴があり、年輪がより詰まっている方が割れたり変形しにくく、また木肌により光沢が出るので価値が高いと言われますが、年数の割にこれは北山杉でも特別サイズです。

尚、丸太を買っていただく問屋様は立っている木を見られるだけでなく、このように丸太を倒して、木のゆがみやどこが正面になるか等見極められます。

もうすぐ年間で最大の展示大会が行われます。スレンダーさん、豊満さん、筋肉ムキムキさん、背高さん等色々な北山丸太が集まってくる予定です。

第2回 北山杉の里サポーター養成講座のご案内

2015.11.25  お知らせ 

盛況に終えた第1回に続き、第2回「北山杉の里サポーター」養成講座が12月5日に開催されます。

今回は、数年前からこの地域に関わりを持ち、地域の魅力などを外からの目線で伝え発信されている岩井有加氏に、北山杉の里中川地域をまち歩きして案内しながら、山とまちのつなぎ方について語っていただきます。
午後からは北山杉枝打ち作業の見学、丸太磨き体験や空き家見学、そして北山杉の里検定を行い、合格者には北山杉の里サポーター認定証を授与いたします。

昼食は前回同様、地域朝市のお母さんの手作り料理を味わっていただきます。
ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

ふるってご参加下さい。

 

第2回 北山杉の里養成講座のご案内

[日時]12月5日(土)午前10時15分~

[集合]午前9時 烏丸御池角北・国際マンガミュージアム前から送迎バス運行

9時20頃JR花園駅前経由します。自家用車の方は会場へ10時に直接集合をお願いします。

[会場]京都北山杉の里総合センター

       京都市北区中川川登74 ℡075-406-2212

[当日のタイムスケジュール](※内容を変更することがあります。)

10:00 受付

10:15 開会挨拶    京都北山杉の里総合センター 代表理事 吉田英治 

      主旨説明 ・第1回の報告 京都北山杉の里総合センター 和田泰行  

10:30 山とまちのつなぎ方講座・中川地域のまち歩き 講師・案内人(株)古川ちいきの総合研究所 岩井有加氏

11:30 里の衣食住体験 北山女性の伝統衣装紹介 

12:10 昼食(地域の女性による手料理)

13:00 北山杉枝打ち見学、丸太磨き体験

13:30 北山杉の里検定

14:00 空き家見学

15:00 検定結果発表、北山杉の里サポーター認定書授与

15:30 バスにて中川へ 北山杉の母樹見学

16:00 中川出発

17:00 マンガミュージアム前着

[参加費]お一人 3,000円(送迎バス、昼食代含む)

     ※但し第1回講座にご参加頂いた方は2,000円

[申込み締切り] 11月30日(月)募集定員 20名

 

 

 

あなたの知らない丸太の世界・・・

2015.11.20  北山丸太について 

 ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、北山丸太には色々な種類があります。

板や構造材としての杉ではない「北山丸太」を、素材の一つとしてご紹介します。

以下は市場に並んだ北山丸太です。

まずは、代表的な「北山磨丸太」

きめ細やかな光沢のある木肌が特徴で、通常は3mですが、こちらは4mあります。
つるつるで真っ直ぐ・・ですね! 

 次は「北山人造絞り丸太」

箸状のあて木を幹の荒皮の上から針金で巻きつけて、2、3年の成長を利用して波状模様を出します。巻く職人によってあて木を並べるデザインがそれぞれ違います。

次は「北山天然出絞丸太」

名前の通り、自然に絞り模様が出ている北山杉の品種です。

そして次も「北山天然出絞丸太」ですが、上の写真とは同じ品名ですが絞りの出方が随分違います。
これは品種の違いで、こちらはずいぶん絞模様が派手に出ている品種です。 

 

次は「北山人造変絞」です。

字の通り、人工的に変わった絞り模様を付けたものです。絞り模様を付けるといっても簡単に付くものではなく、この写真の模様をつけるのに5年程の期間、あて木を巻き付けて成長させ、その後あて木を取り除き2年ほどさらに成長させて柔らかい模様に仕上げます。 

 どうですか?北山丸太。奥が深くないですか?拙い写真からも、北山丸太の緻密で艶やかな感じを見ていただけると思います。

全て植林後三十年程かけて作られた手作業、手作りの一品です。しかも人の手だけでなく、気候や山の日当たり、山の土の性質などの条件が整って初めて製品になる世界一人手のかかった杉です。

 こんな北山丸太、素材としての可能性を秘めていると思いませんか?同じものは御座いませんので「出会い」が大切です。

 お探しの北山丸太が御座いましたら、是非ともご相談下さいね。

 

愛媛大学より北山杉研修体験にようこそ

2015.11.19  北山杉体験・研修 

先日、愛媛大学の農学部森林コースの学生さんが北山杉研修体験に来られました。
午前中にすでに中川の集落や菩提の滝は見学済みですのでこちらでは基本研修と丸太磨き体験を希望されました。

 

 このあたり今頃は日が短くなり午後2時になると太陽が山に隠れてしまうため、写真でも寒々しい感じになりますね。

しかし、若い学生さん方は元気一杯で、楽しげに丸太磨き体験をして下さいました。(合間合間に歌声が聞こえましたよ。)
砂で磨いた後のツルツルになった丸太の木肌に触れ、その気持ちよさに感嘆の声があがっておりました。

ちなみに今回のナビゲーターは京北の仲畑さんで、学生さん方の先輩にあたります。

何度も打ち合わせに来ていただき、後輩に北山林業を知ってもらおうと奮闘しておられる若い力には、元気を頂きました。
「o・mo・te・na・si」の一端を担うお手伝いができていれば幸いです。

ありがとうございました。 

 

11月13日(金) NHKTVで中川・杉阪地域が紹介されます。

2015.11.12  お知らせ 

 北山杉の里 中川・杉阪地域がNHKテレビ番組で明日紹介されます。

番組名  NHK総合(地上波1チャンネル)「関西はもっとおもしろい ええトコ」

放映日・時間 11月13日(金)午後8時~8時43分 

NHKの番組ホームページはこちら

 

どんな風に地域を紹介してもらえるのか、又どんな風に藤岡弘さんと北山杉の本仕込み職人親方がからんでいるのか楽しみです。

是非ともご覧下さい。

 

岩戸落葉神社のライトアップイベント

2015.11.11  イベント 

随分寒くなってきましたね。高雄の紅葉を見に来られる方も増えてきました。JRバスの臨時増発便も出ている様子です。

当組合は京都市北区中川という住所ですが、ここより車で2~3分、R162を北上しますと北区小野という住所に変わります。
この小野にあります岩戸落葉神社はとても大きなイチョウが有名で、現在、木の葉が黄色く色づき、またその落ち葉は黄色の絨毯を敷いたように神社の敷地を埋め尽くしています。

そして今週末の11月14日(土)に、1日だけ、このイチョウをライトアップして奉納演芸会が行われます。
日が落ちると随分寒く感じられるとは思いますので、暖かくして是非とも足を伸ばして下さい。
お迎えされる小野郷の皆さんの気持ちがきっと暖かいですよ。

11月14日(土)少雨決行

○午後3時~イチョウ祭り

軽食コーナー:ぜんざい、お酒、ビール、フランクフルト、コーヒー、大根炊き、豚汁

小野郷特産品コーナー:メイドイン小野郷の米や季節野菜、自家製漬物など特産品の販売

○午後5時半~ライトアップ

○午後6時~7時半

 1.演奏 ラッキースターアンドザ・バニーズ 

       フルート 西田奈央(北区社協)

       ギター 鈴木太一(原谷地域包括センター)

 2.歌謡曲 奥村愛幸(ビクター歌謡音楽研究会青木所属)

 3.三味線 藤本喜代邦他(野村邦明)

 4.歌 佛教大学生有志

 5.和太鼓(花園道心太鼓) 磯部茂行ほか

 

来られる際は中川トンネルを通れば時間短縮ができますが、たまにはトンネルを通らずゆっくりと旧道を通って下さいね。
高雄と小野郷の間にある中川の集落、北山杉の里も美しい景色が見られますので。

 

ようこそ衣笠中学校1年生、北山杉校外学習へ

2015.11.6  北山杉体験・研修 

昨日秋晴れの中、京都市立衣笠中学校の1年生184名様を北山杉校外学習にお迎えしました。午前中を校外学習に充てていただいたのですが、ちょっとした遠足気分ですね。
衣笠中学校周辺も自然豊かな場所ですが、それでも北山杉の里に比べると目に見える緑の多さがかなり違う事でしょう。

そしていよいよ生徒さんたちが、4台の観光バスに分かれて予定通り到着しました。

これは余談ですが、運転手さんがバスを整列される腕にはいつも驚かされます。

生徒さんたちは到着後しばらく森林のおいしい空気を感じているようです。

けれど生徒さんにゆっくりしている時間はありません。滞在時間の間に3班に別れて、「座学」「枝打ち作業見学と丸太磨き体験」「北山杉のお箸作り」と場所を移動して次から次へと実習していただきます。

 

まずは「座学」の様子です。1班が60名あまり。杉の床に座って木の暖かさを感じながら、森林の機能や北山杉のお話しを聞いていただきます。

質問コーナーでは「この部屋で何本の木が使われていますか?」「年輪ができるのはどうしてですか?」そしてやはり気になる「丸太の値段の話」 などなど聞いていただきました。

座学の次は「北山杉のお箸作り」です。なかなか納得したように出来ない様子で、おしゃべりもせず真剣に作ってくれました。

こちらは、みんな膝をついて集中しています。ふと思いましたがこんな姿勢になるのは日本人だけでしょうか?・・・

 

そして次は「枝打ち見学と磨き丸太体験」

 

丸太磨きでは、最初はちょっと遠巻きに見ている生徒たちも・・・

少し時間がたてば丸太に鈴なりになって興味をもってくれて嬉しい限りです。

そしてあっという間に校外学習も終了の時間です。最後に各グループが各場所で代表の生徒さんからお礼のご挨拶をしていただきました(^^)

勉強にクラブにと忙しい中学生に、心に残るひとときとなりましたでしょうか?

こんなに身近に世界一手間をかけて育てられた北山杉があること、またその北山杉を作る為に一生懸命手入れをしている職人さんがいることなどをまず知ってもらい、いつかまた北山杉について、そして今回の体験をふと思い出していただけたら、とてもうれしく思います。
このような活動が北山杉のPRになると信じて、校外学習や視察研修の受入れを一生懸命をさせていただいています。 

 

京の農林秋まつり&上賀茂神社特別ガイドツアーのお知らせ

2015.11.5  お知らせ 

直前のご案内となりましたが、明後日11月7日に上賀茂神社において京都市などの主催で下記の催しが開催され、京都で採れたたくさんの農林産物が出展、販売されます。
お近くの方は、ぜひお立ち寄り下さい。
 

「京の農林秋まつり」
~祭と伝統文化を後世に継承~

主催:京都市・京の農林秋まつり実行委員会各団体

11月7日(土) 時間10:00~15:00
開会式典 午前9時45分~午前10時
式典参列者の方先着200名様に「すぐき漬け」プレゼント!

場所:上賀茂神社 にて開催されます。
京都市内の野菜など農産物や木工品等がたくさん販売される他、木工教室もあります。
 

また当日、式年遷宮が行われた上賀茂神社を解説付きで見学していただくガイドツアーが実施されます。

内容:国宝の本殿や新しく奉納された絵馬などを解説付きで見学
1回目 午前11時~12時
2回目 午後1時~2時
ツアーガイドは㈱千本銘木商会 中川典子氏(銘木師)

定員:各回20名
参加費:1,000円
申込方法: 京都市農業振興整備課 TEL075-222-3352 まで電話にて。

北山杉体験、大盛況です。

2015.10.28  北山杉体験・研修 

 10月に入り、大勢の団体様が北山杉研修のご予約、ご来館され、嬉しい悲鳴をあげている今日この頃です。

しばらくブログをアップできなかったので、まとめて御紹介させて頂きますね。

 

まずは「若手林業ビジネスサミット」の皆さん52名、なんでも皆さん林業に関わる30歳未満の方々との事です。

こちらは先日フェイスブックに簡単に紹介させて頂きました。林業従事者の高齢化はどんどん進んでいますが、林業を真剣に考える若手がこんなにいらっしゃるなんて、驚きでした。
明るい未来を垣間見せてもらったようでした。ありがとうございました。

  

次は京都府木津川市立相楽小学校の4年生の皆さん50名が来てくれました。

今回は座学と北山杉温度計作り、そして丸太磨き体験です。

 

みんな元気はつらつで感じよく、また研修終了後の昼食は、よく晴れた気持ちの良い日でしたので屋外でお弁当タイムです。

「これが噂に聞くキャラ弁ですか」おうちの方、ご苦労様ですね

でも、おいしそうに食べてくれると作る苦労もふっとびますね。

 

 すみません、あんまりかわいらしいお弁当なのでたくさん載せてしまいました。
 

北山杉を眺めて食べるお弁当。 「おいしかった~!」の声があちらこちらから聞こえてきました(^^) 

 

その後の団体様は群馬県より鏑川東部森林組合 26名様、さすが木に携わっておられる方々の為、

興味をもたれるところが違います。地元との林業の違いに興味深々のご様子でした。

 「へ~すごい年輪細かいな~」

 

 座学が終わると、今度は枝打ち作業の見学です。

 

 いつもの見学風景ですが、

今日はなにやらどんどん枝打ち職人さんの方(山に入って)に行かれます。

幹に巻き付け固定して、登る際に使用する足場に興味深々のご様子でした。

 

最後は北海道より旭川農業高校の森林科の40名様、まずは座学で北山杉や森林の機能についてお勉強・・・

 聞くと後の行程も忙しいにもかかわらず、今回は特に先生が北山杉を視察されたくてここ北山の地をご旅行先に選んで下さった、とのこと。ありがたいことです。

 次の丸太磨き体験は目がシャキーンと覚めるようです。

 

北海道とは植生も違うため、真っ直ぐな北山杉が高密度に育っている山々をみて、「やはり来てみると、想像とは違いますね~。こんな密度で杉が植わっているとは・・・」「きれいですね~」と感嘆の声をあげておられました。

日本の林業地の中で枝打ちに鎌を使うのはこの地域だけ、ということで簡単な実演が急遽入りました。

毎年40名の森林科の皆さんのうち約10名程度は家具の町旭川という場所柄、木工関係の仕事に就かれるとのことでした。

  

このように年々、北山杉・北山丸太の視察研修や見学、体験に来てくださる方が増えており、とてもありがたいことです。

世界一手のかかった杉「北山杉」ができる工程と真円・緻密・真っ直ぐな北山杉の現物を是非ご覧下さいませ。

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