ブログ 北山杉の里だより

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笑顔を咲かせよう 杉板の表札

2012.9.3  日記 

まだまだ残暑が厳しい毎日ですが、まもなく8月が終わろうとしています。

皆さんはどんな夏をお過ごしになったでしょうか?真っ黒に日焼けした子ども達が学校へと出掛けて行く姿を見送りながら、少しホッするお母さんもいらっしゃるのでは?

そんな小中学校とは違って大学は夏季休暇が長く、クラブの合宿や短期ホームステイなど様々な過ごし方をしている学生さんも多いことでしょう。

ここ京都にもたくさんの大学がありますが、赤いRのロゴマークと言えば・・・立命館大学。

学校法人 立命館大学は、東日本大震災発生後、災害復興支援室を設置し、学内外の情報をとりまとめ諸機関とも連携し、総合的・継続的に支援活動を行ってきました。

そしてこの夏も、8月3日~9月25日の夏季休暇にあわせて150名以上の学生・教職員が岩手県大船渡市、釜石市、遠野市、宮古市で復興支援ボランティアを実施しています。

地震・津波被害にあった東北の各地では、がれき撤去などの災害ボランティアニーズが減少する一方、被災された方々が平穏な生活を取り戻すための支援が引き続き必要とされており、ボランティアに参加する学生は、地元のお祭りの運営サポートや子どもたちの学習支援、農業支援、仮設住宅での生活支援、仮設集会所の建設など、心理面・教育面・コミュニケーション面でのサポートを中心に活動を行う、と立命館大学のプレスセンターは発表しています。

 

この活動を通じて、京都の木が少しだけ支援の絆を繋ぐことが出来ました。

 

【資料画像】 三王岩(陸中海岸国立公園)

 

【資料画像】本州最東端、魹ケ崎(とどがさき)灯台 

 

それは1本の電話から。「岩手県宮古市で仮設住宅の表札づくりをするのですが、材料を提供していただけませんでしょうか。」

立命館大学 R7-笑顔を咲かせよう Rits×MIYAKO応援プロジェクト-。

三陸海岸に面し、本州最東端の地である魹ケ崎を擁する美しい町・宮古市。東日本大震災で田老地区を始め沿岸の集落では、壊滅的な被害を受けました。今なお、たくさんの方々が仮設住宅で生活しています。

現在、仮設住宅には表札がないため、表札づくりを通して互いの名前を知ってもらい、ご近所の交流があまりないところでは、地域コミュニティの活性化を図る。老若男女、学生も共に楽しい時間を過ごし、思い出に残る表札を手作りする、というのが企画意図です。

 この要望を受けて、京都市内産木材 「みやこ杣木(そまぎ)」 の生産事業体である京北森林組合、板五製材(有)から、すぐに表札として使えるように製材した60枚以上の杉板を提供させて頂きました。

 

 

まずは名前のアルファベットやひらがな、漢字を手書きしたりプリントアウトした紙をくりぬきます。画数の多い漢字は難しそうですね!

そしてくりぬいた紙を表札となる杉板に貼り付けて、絵の具やペンキで色をのせます。

紙をペロ~ンと剥がせば、立派な表札の出来上がり!

 

 

先日、立命館大学からお礼のメールを頂戴しました。

20日間の活動を終えて学生さん達が戻ったこと、表札づくりの様子など、これらの写真を添付して伝えて下さいました。

ワイワイ、声が聞こえてきそう。ご満悦そうな方もいらっしゃいますね~^^ 皆さん、仕上げに余念がありません。

 

 

期間中は宮古市内で行われたイベントのお手伝いや子ども達への学習支援活動、仮設住宅での傾聴活動、自分たちで考えた企画を仮設住宅の談話室や集会所で行ったそうです。

実際に被災地で暮らす方々と触れ合うことで、メディアだけでは知りえなかった多くの事を感じ、今後も支援を続けて行きたいという多くの声が上がっているとのこと。

痛みを分かち合うことは出来なくても、こうして痛みに寄り添う復興支援ボランティアの活動は、ひと時のやすらぎを生み出し、心の拠りどころとなったのではないでしょうか。

 

 

 

完成した表札たち。木目を横に使うのもイイですね。カラフルなのもあって、個性的。オンリーワンの表札です。 

この企画には、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方々が参加、自分の表札が出来上がった後は、みんなのと比べてみたり、とても楽しそうな雰囲気だったようです。見事に咲いた笑顔の花。

参加者の中には、「新築したら付けたい。」「一生の宝物にします。」と言われる方もいて、皆さんに楽しんで、喜んでいただけたとても良い企画になったということでした。

 

 

京の「都」と同訓異字の「宮古」を天皇から賜ったとする、和泉式部や源義経に関連する伝説もあると言う宮古市。

親しみを感じるのはそのせいかも知れません。表札を作りながら、木の温もりを感じていただけたら・・・それは京都から「頑張ってくださいね。」の気持ちです。

 

何も失くすことなく、アルバムに思い出を重ねて行くことを疑わなかった日々。記憶のページは捲る事ができるのでしょうか。

だからこそ、私たちは毎日を大事に生きなければならないと思い知らされます。

祈るだけじゃない、どこかで繋がりを持つことで一人ひとりが出来ることがきっとある筈、それが復興への道。

復興支援ボランティアの皆さま、お疲れさまでした! 今後も若いパワーとエネルギーで、たくさんの笑顔の花が咲きますように。

 

立命館 災害復興支援の取り組みについて詳しくはこちら http://www.ritsumei.ac.jp/rs/20110311/

立命館 災害復興支援室 Facebookページはこちら http://www.facebook.com/fukkoR

  

毎日放送「住人十色」にDOMA House登場!

2012.8.24  北山丸太・みやこ杣木 使用事例 

とても急で申し訳ないのですが、明日8月25日放送のテレビ番組についてお知らせ致します。

毎日放送「住人十色 ~家の数だけある 家族のカタチ~」。毎週土曜日に放送されている番組ですが、ご覧になっている方もいらっしゃるでしょうか。

今週は「京都西陣 町屋をリフォーム 日本&ハンガリー国際シェアハウス」と題して、西陣にあるユニークな町屋DOMA Houseの特集です。

 

ハンガリーからの留学生、バルナ・ゲルゲイさんは京都工芸繊維大学で工芸科学研究科造形工学専攻に在籍中。日本での暮らしは7年目を迎え、KPFA(京都府名誉友好大使)にも任命されています。京都の町屋の改修に興味を持ち、ついには友人たちと一緒に町屋を借りて、リフォームしながら共同生活が始まりました。

っと、あまり言っちゃうと種明かしになってしまいますね^^ここからは番組の予告編だと思って下さい。

 

 

場所は西陣。周りにはお寺の塔頭や商店街があり、道も狭く京都らしい町並みで生活感が溢れています。

何故「DOMA House」・・・?

 

 

DOMA=土間。

今ではほとんど見られなくなりましたが、日本の伝統的な民家の屋内空間。地面より高くしつらえた床に対し地面と同じ高さなのが土間。

されど土間は地面と同じ扱いの靴を脱がないで過ごす屋内の部屋であり、戸外と屋内の中間的な存在となっていました。

地面は珪藻土やコンクリート、タイルなど。旧家では主に土間に竈(かまど)が据えられた炊事場がありましたが、火や水を使う調理において防水性があり床のように腐る心配がなく、燃え移るものも少ないなど、非常に理にかなっています。

そして、土間は必ず家族や人が出入りする、交流の場であったにも違いありません。

また、江戸時代初期に歌舞伎劇場で、地面にじかに敷き物を敷いて観劇したことから、1階正面の観客席を土間とも言ったそうです。

 

 

ここに集ったメンバーは、この土間に一目惚れしてしまいました。築140年。想像以上にボロボロでフニャフニャな家だったけど、この土間があればなんとかなる、勇気を持ち続けられる、そう思ったのだそうです。

そう、自分たちでリフォームするセルフビルドのシェアハウス。この町屋は「土間の家」と名づけられました。

 

 

昨年の3月からスタートした「土間の家」リフォーム。

シロアリか腐食でスカスカになった構造材にため息をつきつつ、壁を塗りながら網目を研究。昔の左官に思いを馳せる。

時には屋根を歩いてみたり、ダンスをしたり、古いものに囲まれて新しい新しい技術を使う生活。それをテクノロジカルパラドクスと表現しています。

そんなんじゃぁ、なかなか進みませんよねぇ(笑)

でも、バルナさん曰く、「見た目は同じでも見えない変化を待たないといけないのかもね。」

一見、健康そうに見えても長い間かけて弱った体は徐々に、様子を見ながら順応していかないと、って感じでしょうか。けれど仕事が進まなかったもう一つの理由は・・・

 

日当たりの良い中庭に置かれたアンティークな乳母車の中には。。

 

バルナ・ゲルゲイさんと奥様のヤンカさんの間に産まれた新しい家族、マツキちゃんがすやすや~zzz 天使みたい。

トントンカンカン!の音で赤ちゃんがビックリしないように、眠りから覚めないようにの思いやりで作業はスローペースに^^

この時から半年が過ぎました。マツキちゃんはスクスクと大きくなっているでしょうか?番組で映ってくれたらいいな。

 

 

京都市内ですので、京都市内産木材・「みやこ杣木(そまぎ)」を使ったリフォームの補助を受けることが出来ました。 

京都市域産材供給協会から補助相当分の「みやこ杣木」を提供。広い町屋、もちろんこれだけでは足りませんが。

提供した材料がほぼ施工できた今年2月の半ば、確認のため土間の家に伺いました。真ん中にいらっしゃるのがバルナ・ゲルゲイさんです。

 

床材をチェック!

 

床材は京都市内産のスギです。提供した材料と幅があっているかメジャーで確認します。

 

敷居をチェック!

 

敷居はヒノキ。

 

鴨居をチェック! 鴨居は杉です。

審査を通過すると、リフォームの設計に沿ってどこにどんな材料をどれだけ使いたいかを京都市域産材供給協会に申請します。

プランが変更されることも稀にありますが、協会は申請どおりに提供部材が使用されているかを必ず確認しなければなりません。

 

 

土間の突き当りから中庭へ。この時は素通しだったので寒く、風よけのため木枠にビニールが貼ってありました。

 

 

現在、この中庭はミニシアターとなり、定期的にmovie nightが開催されています。

自分たちの仲間だけでなく、近所の人も自由に入れる開放的な空間。バルナ・ゲルケイさんの目指す異文化交流です。 

この大きな木は何の木かわかりませんけど、長い間、町屋の歴史を見守ってきたはず。国境を越えて土間を愛するハンガリーや外国の方が暮らすことになるとは思いもしなかったでしょうけれど、家族や隣近所の楽しげな声はきっと嬉しく響いているに違いありませんよね。

あれから半年。「土間の家」がどんな風に変わっているか、明日の放送が楽しみです♪

 

8月25日(土) 放送時間 16:54~17:30

毎日放送 「住人十色 ~家の数だけある 家族のカタチ~」

京都西陣 町屋をリフォーム 日本&ハンガリー国際派シェアハウス

ホームページはこちら http://www.mbs.jp/toiro/

 

そして土間の家 DOMA House のブログはこちら。http://d.hatena.ne.jp/doma_house/20120823/1345689165

ぜひ一度のぞいてみて下さい。新しい世界が見えて来ると思います。 

 

 

床の間のお話。

2012.8.23  北山丸太・みやこ杣木 使用事例 

8月も後半に入り、夕方にになるとツクツクボウシの声。朝晩は大分過ごしやすくなってきました。

今日は突然、雷とともに激しい雨が降りましたが、雷に打たれて命を失うこともあります。

小説「古都」では美しい雨宿りのくだりがありましたが、激しい雷の時は間違っても大きな木の下に入らないように気を付けましょう。

 

 

今回は少し、床の間のお話をしてみようと思います。

今では無駄なスペースだと、失われつつある「床の間」。けれどそこにはきっと歴史と意味があるはずです。どんな背景で生まれどのように使われてきたのか・・・。

室町時代、僧侶の住まいで仏画の前に机を置き、香炉・花瓶・燭台の三具足(みつぐそく)を並べたものが起源と言われています。そして机を造りつけにした押し板が登場し、貴族や武士の住まいでは飾り物を飾るようになりました。

やがては書院造に発展し、他の部屋よりも一段高い押し板が付けられ、主君が家臣と会う時などに使う「上段の場」となっていきます。

それは主君の座。聖なる空間でありハレの場であり、その人の権威を象徴する場であるとも言えます。


トコという日本語は、人が座る「座」「寝床」などの意味のほか、「とこしえ(永久)」「とこよ(常世)」などと使われるように、絶対に変わらない「永遠」というイメージもあるそうです。

家を造る際には床板を張り、その上に畳を敷いたり化粧板を張ったりしますが、その中で、絶対に安全で抜けたりはしない一隅が「床の間」。

その家が永遠に絶えることがないように祈りを込め、清潔に保ち、まるで見えない主君がそこに座しているかのように。

床の間はそんな特別な空間だったのではないでしょうか。

 

床の間を背にして着座できるのはその家の長のみ、もしくはお客さんですから客間では上座と呼ばれたりもしています。

その昔、武家では戦の勝利を祈願して鎧兜を置いたり、商人は商売繁盛を願って心得や家訓が記された掛け軸をかけたりしていたようです。

江戸時代になると庶民が床の間を造ることは贅沢なことだと規制されましたが、明治時代以降は上座として客間に設けられるようになりました。 

床の間のある和室を「座敷」と呼びます。

 

【資料画像】

 

現在の床の間は一畳程度で人が座れるような広さではありませんが、床柱に銘木(北山丸太f^^;)を使ったり床板や床天井に特別の材木を使っています。やはりそれは、床の間を家の中で最も聖なる空間として大切にしてきた、畏敬の念にも近い気持ちの表れなのかも知れません。

それでは床の間がどのような収まりになっているかをご紹介しましょう。

 

【資料画像】

 

床の間の形式には本床・琵琶床・洞床・蹴込み床・釣り床・袋床など様々なタイプがありますが、 これは一般的な本床(ほんどこ)の形式パターンです。

 

①床柱(とこばしら)

②床框(とこがまち)

③床板(とこいた)

④落とし掛け(おとしがけ)

⑤廻り子(まわりこ)

⑥天井板(てんじょういた)

⑦無目鴨居(むめかもい)

⑧長押(なげし)

⑨書院欄間(しょいんらんま)

⑩出書院地袋(でしょいんじぶくろ)・床脇地袋(とこわきじぶくろ)

⑪床脇天袋(とこわきてんぶくろ)

⑫床脇違い棚(とこわきちがいだな)

⑬雪見障子(ゆきみしょうじ)

⑭書院組子障子(しょいんくみこしょうじ)

⑮欄間(らんま)

 

・・・と、まぁ本床はたくさんのパーツで成り立っていますね!

主役とも言える床柱を中心に床の間と床脇。よく耳にする落とし掛けや長押は、もともとは柱と柱を水平につなぎ、構造を補強するためのものでしたが現在は装飾的な部材となっています。

出書院や違い棚などは南北朝時代以前に生まれているものだそうです。書院はもともと、禅僧が書を読むために出窓のように室内からはり出して付けられた「出文机(だしふづくえ)」という机でした。

縁側の方に明かり障子をつけて、明かりを取りながら行に勤しむ僧の姿が浮かんできます。

南北朝時代以降は、飾り棚として用いられるようになり、「書院」と呼ばれるようになりました。縁側に十分なスペースがない場合は出窓のように外に張り出さない、「平書院」(ひらしょいん)という形式もあるようです。

時代と共に、その家に住む人の事情や環境によって歴史や形式がだんだんと変わってきたのが解ります。

 

北山杉の里総合センター内の小会議室は、立礼式のお茶室になっていて床の間も少し形式が変わっています。

たくさんの可能性を多くの方々に見てもらいたいという意図のもと、床柱は釘など一本も使わずに取り替え可能。

 

上段の場で取替え可能な床柱なんて、 昔の主君は「ジョーダンじゃない!」とお怒りになるかも。

 

けれど、チョウナではつった落とし掛けや美しい木目の天井板、面皮柱など極上の粋を見ることが出来ます。

何もない空間の美。見えない部分に施された細かな技。これが侘び・寂びの世界でしょうか。

千利休は「時と時の間に、お茶くらい飲める時間が必要」と言ったそうです。

私たちは日々の暮らしの中で、心のゆとりの時間を失うと同時に、空間さえ溢れるモノで埋め尽くしてしまったのかも知れません。

考え方を変えてみると、「床の間は無駄なスペース」は「何もない空間があるスペース」。

時代の流れで住宅事情は近代化・極小化と大きく変化してきました。けれど狭い家の中だからこそ、たとえ小さくても床の間のような空間が必要な気がします。

少しだけ歴史を振り返ってみて、その小さな空間が自分の家の特別な部分だと思えれば。

季節の花を生けたり好きな器を置いてみたり、そしていつも清潔に保つ暮らしは、親から子へと受け継がれ日本の床の間の歴史を繋いで行ってくれるのではないでしょうか。

たとえ小さくてもどこかに北山丸太を使って欲しいというのがホンネですけどf(^^);

 

【資料画像】 

 

最後になりますが、こんな面白い画像を見つけました。

民宿か旅の宿のようですけど、見事に床脇には冷蔵庫が押し込められ、床の間はテレビが鎮座ましまして子どもが一生懸命見ています。

広くお部屋を使ってもらうには致し方ない措置、他にも長押にカーテンレールをつけてクローゼットになってる画像もありました。違い棚に靴が並べてあったりして。(笑)

何とも嘆かわしいですが、こういう使い方をしている家は結構ありそうですね。

う~ん、せめて子どもが「何でこんなんなってるの?」って聞いてきたら「ここはね、床の間って言うんや。昔な・・・」っていうのもコミュニケーションの一つと思って、頭の中のちっちゃなスペースに床の間のトコ、いやコトを置いてもらったら嬉しいです♪

(了)

 

 

本町教会 献堂式に参列して

2012.8.17  北山丸太・みやこ杣木 使用事例 

7月最後の日曜日、教会の献堂式へ行ってきました。場所は京都市東山区、京阪電車七条駅の近くです。

じりじりと夏の陽射しが照りつける午後。 教会、教会っと…

 

商店街とまではいきませんけど、お漬物屋さんや布団屋さんがある本町通りに面して、モダンな建物と思いきや・・・

ここが目指す教会でした。 

 

日本ナザレン教団 本町教会。

キリスト教にもいろいろありますが、こちらはプロテスタント・福音主義キリスト教会です。ナザレン教会は1908年にアメリカで組織されました。日本でもほぼ同時期に牧師や宣教師が伝導を始めたそうですが、その最初の場所がここ京都と言いますから、すでに100年以上の歴史を紡いでいることになりますね。 

 

ここ本町教会は1922年に設立されて以来、信仰の継承を課題として現在も尾添牧師のもと、多くの信徒の拠り所となっています。

1993年に会堂建て替えの決議がされたものの、諸々の問題で凍結していましたが、2008年、この話題が再浮上し國吉設計事務所の國吉氏によるプレゼンテーション設計が提案されました。

 

國吉さんは「気持ちのよい建築」をコンセプトに、日本の風土や歴史を考えて住まいに取り入れながら、そこに住む人の夢が実現できるような、そんな建築に取り組んでいます。

一般住宅・集合住宅のみならず、福祉医療施設や商業施設、妙心寺の塔頭など、あらゆる建物の建築設計を手がけています。

私たちはプレゼンやセミナーを通じて出会う機会があり、北山杉や北山丸太のことを國吉さんはいつも頭の中に置いて下さっているようです。

教会の正面入り口左側の通路、これは集会室や牧師館に通じていますが、最初に目につくのが明るい檜を数本建てたウォール。

 

そしてもう少し奥へ進むと…あれに見えるは… 

 

艶々と輝く磨丸太ではありませんか!

これは、國吉さんが設計の際に教会という、たくさんの人が集まる建物の中に京都を意識できる、そしてPRにもなるように北山丸太を取り入れたらどうだろう?という提案のもと、私たちが教会に寄贈した北山磨丸太なんです。 

 

教会に北山丸太?それも柱じゃないって、一体どんな風になるのでしょう?

きっと建築委員長や牧師さまもハラハラな思いだったのじゃないでしょうか。 

 

出来上がってみれば…さすが國吉さん!雨よけや下からの湿気対策も万全に、丸太の特徴を最大限に生かしながら樋隠しにもなり、オブジェの要素で京都を感じられる素晴らしいデザインに仕上がりました。 

いつでも教会に訪れる人や子ども達の目に入り、つい触ってみたくなるような佇まいに國吉さんの狙いがあります。「まずは目に触れてもらわなくちゃ。」

 

・・・という訳で、國吉さん、施工工務店のあめりか屋さんと共に京都北山丸太生産協同組合も記念すべき本町教会の献堂式の日に、感謝状をいただくことになったのです。

 

それでは教会の内部をご紹介しましょう。一階は玄関ホールと集会室、厨房。一番奥に牧師館(牧師さまの住居) 。

 

2階へと続く階段はなだらかで吹き抜けになっているのでとても明るいです。 とてもモダンで教会ではなく違う施設のようにも見えます。

 

素材はホワイトアッシュの集成材。固くて、色白で見た目も清潔感があり、白いイメージの教会にぴったりです。 

 

吹き抜けの壁にはこの日に合わせて特別に描かれた絵画が。 

 

淡いパステル調のタッチで、イエス・キリストが天からみんなを見守っています。 

 

上から見ると、こんな感じです。 

 

2階はホールと会堂、そして奥は牧師館。もうすぐ献堂式が始まるのでホールまで人が溢れています。

左側に見えるのは母子室で、むずがる赤ちゃんと一緒でも礼拝することが出来るような配慮がされていて、開閉も引き戸です。

 

 

高齢者、小さなお子様にも優しいバリアフリー。爽やかな青色を施してあるのはお手洗いです。

 

会堂へのストロークもバリアフリーです。車いすの信徒さんもそのままラクラク。 

 

オルガンの音とともに、厳かに献堂式が始まりました。

 

大きなホール窓には真ん中にクロスが組まれていますが、その両側は木の格子です。見た目も柔らかく街になじんでいて、國吉さんのおっしゃる「モダン建築でありながら和の要素を取り入れた」設計になっています。

  

式が進んで行きます。建築委員長による建築経過の報告や特別賛美、日本ナザレン教団理事長の式辞が粛々と述べられ、折々にオルガンと讃美歌を歌う声が会堂にこだまします。

日々の信仰の場であるだけに、教会の新築は人びとにとっても牧師にとっても大変な出来事です。けれど、向かいのお布団屋さんが荷物を預かってくれたり、近くのマンションに仮の礼拝堂としての部屋を借りれたりと、日頃からの近隣とのお付き合いの様子や牧師さまご夫妻のお人柄の良さがうかがえます。

そして隣が料理屋さんですので、「食べ物のことやさかい、埃だけは散らんように」の要望に、工務店もきちんと応えてスムーズに工事が進んだとのこと。

この新築は、施主と設計・施工、近隣住民が三位一体となって心を寄せ合い完成したもので、建築委員長も 感謝の意を述べられていました。

 

写真を撮りながら知らない讃美歌を歌ったり「アーメン」と言ってみたりしますf^^; 

 

そしていよいよ感謝状の贈呈。まずは國吉さんが尾添牧師さまから感謝の言葉を受けます。

最初のプレゼンから3年半以上かかっての献堂式。それぞれの思いもひとしおです。國吉さんに伺ってみました。

「時間がかかってイライラした時はありませんか?」

すると返ってきた答えは「不思議となかったですね。逆に心が洗われるというか、そんな気持ち。」

 

そして生産組合にも感謝状が。この歳で賞状をいただくなんて、ドキドキしますねえ。。(笑)

後で牧師さんと少しお話したのですが、北山丸太は見たことがなくて、その美しさに驚いた。手触りもいいし、たくさんの人に触って見て欲しいと言って下さいました。

牧師さまの話し方はとても静かで一言一言噛みしめるようで、私も心が洗われたような気持ちがしたのでした。

 

最後に記念撮影。中央が牧師さまご夫妻です。

  

皆さんが出られた後、少し会堂を撮影しました。自然光も取り入れながら、やわらかく落ち着いたイメージを感じます。 

 

一段高くなっている講壇。 

 

木の温かみに、天上からの光が降り注ぐようなイメージ。 

 

クロスはLEDで常に灯りがともり、火災の心配もなくエコ上手です。 

 

外から見るホール窓。このクロスと会堂のクロスが重なって、とても幻想的。こういう部分に緻密な計算がされている、國吉さんの設計です。 

 

教会という洋風の建物に和を取り入れるのは難しいのでは?と誰もが思うはずです。

國吉さんのそれは和のままに使うのではなく、いかに町並みに融合し、いかに暮らしになじんでいるかという所にあります。そして京都という地に長く根差した歴史ある本町教会だからこそ、表現できること。

「北山丸太の床柱としての長い役割は終わった」と國吉さんは言い切ります。だからと言って丸太の使い途がなくなるわけじゃない、この木のぬくもりをどのように暮らしに取り入れるかが今後の課題だと。

 

献堂式の後、一階の集会室でパーティが行われ楽しい時間を皆さんと共に過ごさせていただきました。

集会室は全面サッシになっているので外の北山丸太がよく見えます。

それぞれに触ってみたり、國吉さんに質問をしたり。これからもここを通る度に目に入る北山丸太。触れたりもたれてみたり。

年月とともに色艶がよくなり、本町教会のさりげないシンボルのような存在になってくれたらいいなぁと思うのでした。

 

尾添牧師さまご夫妻は、「本町教会は門戸を開いた教会です。宗派が違っても、いつでも遊びに来て下さいね。」とおっしゃいます。

普段、南無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経と唱えていても大丈夫。お近くにお越しの際は是非、本町教会をたずねてみて下さい。

優しい笑顔と北山丸太が迎えてくれるはずです。

 

最後によくわからないけれど、いくつか歌った新聖歌の中から何だかこの日にピッタリと思った499番をご紹介いたします。

 

新聖歌499 祈りに祈りて

 

1. 祈りに祈りて 建て上げ終わりし 栄えの神殿を 献ぐる日は来ぬ

  うれし うれし 祈りは聴かれぬ 栄えの神殿を 献ぐる日は来ぬ

  うれし うれし 祈りは聴かれぬ

 

2.御神よ この殿 祝いきよめて 御言葉うち出す 砦としたまえ

   うれし うれし 祈りは聴かれぬ 栄えの神殿を 献ぐる日は来ぬ

   うれし うれし 祈りは聴かれぬ

 

3.花婿 来ます日 迎えに出でうる かしこきおとめの 仮屋としたまえ

   うれし うれし 祈りは聴かれぬ 栄えの神殿を 献ぐる日は来ぬ

   うれし うれし 祈りは聴かれぬ

 

  ア~~メ~ン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏季休業のご案内

2012.8.11  お知らせ 

夏季休業のご案内


暦の上では立秋を過ぎましたとは言え、まだまだ猛暑が続いておりますが、皆さま方におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、北山杉の里総合センターでは8月13日(月)~16日(木)までを夏季休業期間とさせて頂きます。

皆さまにはご不便をおかけしますが、何卒ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。

 

北山杉の里総合センター

京都市北区中川川登74 

TEL:075-406-2212

研修・セミナー等のお問合わせTEL:075-406-2955

京の七夕、あと3日どすえ。

2012.8.11  イベント 

「願いを京都に」をテーマに繰り広げられている京の七夕。もうお出掛けになりましたでしょうか?

絵はがき短冊に願いを込められましたでしょうか?

楽しい時間はあっという間で、もう残すところ3日間となりました。週末はお天気もあまり良くない予報ですが、イベントもありますのでどうぞお誘いあわせの上、京都の夜を存分に楽しんでいただきたいと思います。 

  

丸太町から下へ降りると、「光と竹のアート作品」が光の天の川までずっと展示されています。 

 

竹と光をテーマに全国から募集されたものです。京都の芸術系大学などの学生さんの作品も数多くあります。 

 

各々の出展者とテーマは控えてこなかったのですが、どれも個性的で竹を自在に操り光と組み合わせることでこんなにも違った印象になるのだと驚きです。 

 

竹そのものを前面に押し出したもの。輪切りなどカタチを変えて表現したもの。まさにアートです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品が最後。光の天の川へと人びとを誘っているかのようです。 

 

先日も少し触れましたが、この青い球は「祈り星」といいます。装着されたLED素子が着水すると点灯する仕組みになっています。

願いや祈りをこめて水面に放つ時・・・本当に純粋な気持ちになって、ただただ漂う祈り星をしずかに見守るでしょう。

絵はがき短冊を買うと放流券が付いているので、放流することが出来ます。

また、祈り星はすべて回収しリユースされます。

 

光の天の川を抜けて少し行くとたくさんの笹飾りが見えてきました。 

 

まるでクリスマスのイルミネーションみたい。 

 

こんな短冊を見つけました。どんなご事情があるのか計り知れませんが、この願いが天に届き叶うといいですね。 

 

笹飾りを見ながら歩く人びと。 

 

「風鈴の小経」。竹で組んだ壁に風鈴が付けられ、涼やかな音色を奏でます。 

 

仙台の七夕飾り。 

 

ここは願い事コーナーです。絵はがき短冊に願いごとを書いて展示します。 

 

どんな願いを綴られているのでしょうか? 

 

前回お伝えしましたように、絵はがき短冊の売り上げの一部は東日本大震災への支援金となります。

そして願いを込めた短冊は、五山の送り火とともに天へと送られます。 

  

京念珠製造業青年会が販売する「七夕ブレス・絆」。 

 

中央の珠にはラインストーン入りの星座が描かれています。ペアですると素敵、浴衣にもマッチ! 

 

「堀川と堀川通りを美しくする会」主催の飲食コーナー。連日大盛況です。お子様にはジュースやお菓子、大人も嬉しい抹茶ソフトクリームにビールやチューハイを取り揃えております。 

 

染め専門の方が書いたお揃いのロゴ入りTシャツで頑張ってます。

 

まだまだ、ご紹介しきれていませんし鴨川会場も美しい展示がいっぱい。土・日にはアーティストによるイベントも開催されます。

あと3日、どうぞ京の七夕をお楽しみください。一条戻り橋の下、北山杉のコーナーへもぜひ、お立ち寄り下さいね!

去り行く夏に願いをこめて。WE LOVE KYOTO!!!

 

 

 

 

京の七夕、まだまだやってますえ。

2012.8.9  イベント 

今日は秋のように高い空、澄み切った青空。とても爽やかな一日でした。日が暮れると涼しい風が舞い込んで、エアコンも扇風機もいらないくらい。こんな夜はお散歩がしたくなりますね。

「京の七夕」は連日たくさんの人が訪れ、スタンプラリーや光の天の川、友禅流し、そして短冊に願いを込めて・・・それぞれが思い思いに楽しんでおられるようです。

 

堀川会場、一条戻り橋の下で北山杉の木工品を展示していますが、川を挟んですぐ近くに色とりどりの可愛らしい、そして珍しい飾りを見ることが出来ます。 

 

それは静岡県東伊豆町の「雛のつるし飾り」。日本三大つるし飾りの一つです。

この三つの地域は、 それぞれ時代の流れと共にだんだん失われていくつるし飾りを貴重な文化遺産として、歴史や風習を観光振興に活かしていこうと相互連携して継続的に全国発信しているそうです。

地域によって意味合いは異なりますが、「つるし飾り」と名づけられているように飾り物を吊るし、子どもの健やかな成長や無病息災、商売繁盛などを願ったのがその由来です。

今回、県人会の方から出展してみないかという申し出を受けて「雛のつるし飾り」がはるばる静岡県東伊豆町から、京の七夕を彩ってくれました。

 

わぁ!たくさんの可愛らしい飾り物が吊るされています。

伊豆の小さな海辺の町、稲取温泉。ここに伝わる雛祭りには、古く江戸時時代の後期の頃より、娘の成長を願う母や祖母の手作りの「つるし飾り」が飾られる風習がありました。

起源は定かではありませんが、明治生まれのおばあさんが「子どもの頃からつるし飾りがあった」と言われているそうなので、その歴史はゆうに100年を超えるものだと思われます。 

 

色とりどりの玉やきんちゃく袋、動物やお人形もあります。

これにはそれぞれ意味があり、女の子への想いや願いを人形の形にしてつるされていて、いわれや決まり事を守りながら、この地区独自の和裁細工として現在まで受け継がれています。 

 

例えば、巾着はお金に困らないように。這い子は這えば立て、立てば歩めの親心。猿は厄が去る、俵のネズミは大黒天のお使いとして金運や霊力を祈願する役割、お花は可愛らしくなるように・・・などなど。 

 

その昔、おばあちゃんが古着のはぎれで一つひとつちくちくと縫ってくれた。想いをこめて親から子、子から孫へと代々受け継がれてきたものでした。 

 

昭和30年代以降には作れる人も減ってしまい、家庭でもあまり見かけなくなりましたが、地元の稲取婦人会が平成5~6年にクラブ活動の一環として復刻されたそうです。今では春のイベントとして「雛の館」ほか、全5会場で展示され町中で盛大に開催されています。

ここで見るだけでもこんなに素晴らしいのですから、本場の会場はどんなに華やかでしょう?ぜひ一度行ってみたいですね! 

 

今でも、つるし飾りを飾っているご家庭もあるとか。お雛様とお内裏様の両側につるし飾りをつるすそうです。 

 

想いはさまざまでも願う・祈るという気持ちはひとつ。「京の七夕」のテーマそのものです。

そして、自分の住んでいる地域以外の伝統やそれを守ろうとする活動を知ることも大切なこと。

京都にいながらにして雛つるし飾りを目にするチャンスです。是非、お運び下さいませ。

親切なスタッフがつるし飾りや稲取の見どころなど、丁寧に説明してくれますよ。この出会いに感謝。

 

北山杉木工品のコーナーは今夜も大盛況!

初日と配置を変えたことで、お客さまも中の方まで入っていただきやすくなりました。

 

北山クラフトのOさんは浴衣の少女たちの人気者です。サインをしているのではありません(笑)

おばあちゃまが二人に杉のものさしを買って下さいました。堀川商店街で押し花の絵手紙体験をするので、ものさしの裏にしてあげようかしら、と。杉のものさし、と言うだけでも貴重なのに二人のオリジナルものさしになるのですね。素敵♪

 

若いカップルも仲良く杉板の絵はがきを選んでいます。浴衣もオシャレな着こなしでいいですねぇ。

 

…と、門川京都市長がお立ち寄り下さいました。いつもイベントの時には必ずお顔をみせて下さり、「北山杉が大好きなんや。」と笑顔でおっしゃいます。

 

みるみるうちに人がいっぱい。小学生ともなごやかに会話される京都市長です。握手を求めるご婦人も。重ねた手と手に市長と市民の心が直接、通じているのを感じます。

記念撮影の様子を後ろからパチリ。

 

そして私たちも記念撮影。門川市長の満面の笑みに癒され、あぁこのイベントはいいなあ!残りの日程も、数多くの方に北山杉を知っていただけるように頑張ろう!と思うのでした。

 

涼風が夜の堀川をそぞろ歩く人たちの頬を撫で、「気持ちええなぁ。」と声が聞こえてきます。

終了時刻の9時半を過ぎてもまだまだ、人通りが途切れることはありません。

13日まで「京の七夕」は続きます。

ご家族で、ご友人と、彼と、彼女と、そしてお一人でも。北山杉のベンチに座って、つるし雛飾りを眺め、おしゃべりしませんか?

堀川会場、一条戻り橋の下でお待ちしていま~す!!!

 

 

 

 

 

 

 

京の七夕、よろしおすえ。

2012.8.7  イベント 

8月4日の土曜日から「京の七夕」が始まりました。私たちも堀川会場で北山杉のコーナーに参加しています。

現場の様子を少しずつリポートしますね!

 

堀川会場です。左右が道路ですので、谷底のような感じ、風も通らず蒸し暑い中、午後5時すぎから準備が始まりました。

 

北山杉のコーナーは一条戻り橋の下。花背の北山クラフトさんと一緒に和気藹々と汗を流しながら、ディスプレイに余念がありません。

 

テントに吊るされた絞り丸太がよく目につきます。 

 

積み木やおもちゃ、まな板にお箸。いろいろな工芸品がテーブルを埋め尽くしています。 

 

初日にも売れ行きよく、徹夜作業で追加してもらった杉の絵はがき。大人気です。 

 

だんだんと日が暮れて、照明に灯りがともりました。 

 

川には涼しげに友禅流しを象った展示がされています。 

 

水車発電の車輪が勢いよく回って・・・

 

子ども達が描いた友禅体験の可愛らしい絵柄がゆらゆらと風になびいています。 

 

「ボクも京の七夕に来たワン!」 お散歩の途中で思わず川に入ってしまったワンちゃん。

 

LEDの玉がそれぞれの願いを込めて流れていきます。幽玄の世界。 

この堀川会場は北行き一歩通行なので、逆行することは出来ません。二条城のイベントなどを楽しみながら、上(かみ)へ上がって来られるのが良いと思います。

そこで、ちょっとテントを抜け出して・・・堀川丸太町まで行って、下へ降りて戻ってくることにしました。勿論、お目当ては・・・

 

そう!「光の天の川」。道が狭いので混みあっていましたが、ゆっくりゆっくり眺めながら歩くのもいいものです。

見上げれば天の川。じわ~っと点滅をして緩やかな流れを描く、天の川が姿を現します。 

 

近くで見るとアーチは竹を組んであります。 

 

お名残り惜しいけれど、もう出口。戻ることは出来ません。

煌く光を後にして、一路戻り橋へと進みます。アート作品や七夕飾り、様々な展示が道行く人びとの目を惹きつけます。

京の七夕は13日の月曜日まで開催されます。ぜひ一度、足をお運びになってはいかがでしょうか?

私たちも毎日、会場におります。お気軽にお立ち寄り下さいませ。

引き続き、堀川会場の様子もリポートしたいと思います。京の七夕でお会いしましょう!

 

 

 

京の七夕 ~願いを京都に~ 始まります!

2012.8.3  お知らせ 

8月は各地で夏祭りや夜空を彩る花火大会、昨日お知らせした企画展などたくさんのイベントが行われます。家族や友人どうしでお出掛けして、たくさんふれあい、出会い、発見し、思い出のページを増やしていきたいですね。

 

京都では今週の土曜日、8月4日から「京の七夕」が開催されます。

今年で3回目を迎える「京の七夕」は京都の夏の風物詩として定着しつつあり、テーマは「一年に一度、願いごとをする」七夕にちなんで「願い」。

「府・市民の参画」・「京都ならではの七夕」・「出逢いが溢れる演出」で全国へと発信するという趣旨のもと行われます。

「京の七夕絵はがき短冊」に書いた願いを全国から募集し、その願いは五山の送り火で天に届けられるそうです。絵はがき短冊の売り上げの一部は東日本大震災の復興支援に役立てられるなど、昨年に引き続き復興を祈るとともに日本全体を元気にしよう!という強い気持ちが込められています。

 

堀川や鴨川の会場は七夕飾りや竹と光のアート作品の展示で彩られ、光の天の川(ライトアップ)や光の友禅流しなど、ファンタジックで壮大な演出が訪れる人を迎えてくれます。

夜間特別公開やライトアップの実施を協力して下さるお寺や神社もありますし、様々な事業体が「京の七夕」を盛り上げるために協賛、また和装・浴衣でご来場の方には優待特典もあるそうですよ。

 

そして! 堀川会場の堀川いこいの広場では北山杉コーナーも設置させていただきます。ぜひ、お立ち寄り下さいね!

 

京の七夕

堀川会場(御池通~今出川通)、鴨川会場(四条大橋~御池大橋)

日時: 2012年8月4日(土)~13日(月)  19:00~21:30

 

詳しくは公式ホームページをご覧下さい。

http://www.kyoto-tanabata.jp/index.html

また、公式Facebookページにも様々な情報が掲載されています。

http://www.facebook.com/kyonotanabata

 

皆さん、一緒に京都の夜を楽しみましょう! 

 

  

 

エコセンへ行こう! 「第9回 エコ住宅素材展 ~これからの住まいを考える~」

2012.8.2  お知らせ 

8月に入りました。もうすぐ夏の全国高校野球大会も始まるし、今年はオリンピック!夜中の観戦で、眠い目をこすりこすりお仕事をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

子どもたちはプールに花火、お楽しみがたくさんありますがチョット気になるのは宿題。半分くらいは進んでいますか?

そんな子どもたちの自由課題のヒントにもなりそうな、そして大人にとっても楽しく、自然や環境について考える良い機会となる企画展をお知らせ致します。

8月3日の金曜日から京都市伏見区の京エコロジーセンターにて、「第9回 エコ住宅素材展 ~これからの住まいを考える~」が開催されます。

 

プラネタリウムの大きなドームが見える、伏見区深草の青少年科学センター。

 

 

京エコロジーセンターは、そのお隣にあります。

 

京(みやこ)エコロジーセンター、通称「エコセン」。京都において、環境にやさしい活動の場を広げる拠点となっているところです。

 

平成9(1997)年12月に、「地球温暖化防止京都会議(COP3)」が開催されました。

この会議で採択された二酸化炭素の削減目標である「京都議定書」の実行がいよいよ求められています。

世界歴史文化都市としてその名が知られるようになり、これを記念して「京(みやこ)エコロジーセンター」は開設されました。

どんな施設なのでしょう?

 

とても明るく広いエントランス・・・目に飛び込んで来たのはエコ生活10箇条?心がけたい生活のススメ。

 

京エコロジーセンターの特徴は、見て、触れて、感じる体験型展示。

1階、2階の展示コーナーは、地球規模での環境問題から、京都ならではのエコロジーの知恵まで、体験型で学べる展示です。

 

建物全体がエコ展示。

建物には、太陽光発電、雨水利用、地熱利用、高断熱外壁をはじめ、省エネルギー・省資源型の設備を導入し、さらに、自然素材を生かした材料やリサイクル建材も活用しています。

 

「音声誘導付展示案内板」「点字のトイレ案内板」「各解に車いす用トイレ」「エレベーター」など、みんなに使いやすい設備を取り入れ、みんなに優しい施設となっています。

 

 

3丁目の夕日ふう?こんな懐かしいお部屋の展示もあり、古き良き時代がそのままエコな生活だったことがわかります。

 

椅子もふんだんに置かれ、くつろぎながら展示を眺めることも出来ます。

 

ウォール全体にはさまざまな土の種類や木の実などが埋め込まれています。

 

施設の計画設備から、多くの市民グループが関わり、事業の提案や評価にも参画しています。市民グループや企業の環境にやさしい取組の展示などに活用できるスペースも設けています。

 

それでは2階へ上がってみましょう。

 

やってるやってる!ここが「第9回 エコ住宅素材展 ~これからの住まいを考える~」の会場。ただ今、各ブースで設置の準備中です。

 

この企画展は主催が京エコロジーセンター、 企画・運営は関西自然住宅推進ネットワークです。

 

関西自然住宅推進ネットワークは「地球環境、地域環境、そして室内環境を悪化させず、自然環境と共生できる住宅を推し進めること」を目的として1994年から活動を始めました。活動の内容は勉強会や見学会、イベント等の啓発活動や他団体との交流、情報交換等で、勉強したことは会員の仕事等に生かしています。造り手も住い手も、現状を知り、理解してもらい、これからの住宅を共に考えていきたいと考え、次世代に良い住宅を残すために活動をしています。

 

無農薬有機栽培のコットンで作った布素材。

 

ガラスやサッシなども住まいには欠かせないもの。

 

そしてペレットストーブも登場!チョット暑いかもですけど(笑)

 

展示内容は、家を省エネ!化する建材・ソーラークッカー・すだれ・京都産材のミニチュアハウス・ペレットストーブ・木製照明・無垢材の見本など様々な住まいの素材です。

 

春に引き続き、杣人工房さんの隣のブースで京都市域産材・みやこ杣木の展示も設置に奮闘中~^^


また、展示に併せて「これからの住まいを考えるワークショップ」も開催されます。

ミニチュアハウス組み立てワークショップ、エコハウス実験特別編、木工スプーンづくり、湿気を吸い取る調湿泥団子を作ろう!夢のお守り☆ドリームキャッチャーを作ろう!などなど楽しいワークショップが盛りだくさん!

 

それぞれのワークショップは日程と時間が定められており、また先着順ですので京エコロジーセンターまで電話・ファクス・来館などの方法でお申し込み下さい。

 

さてエコ冷房で汗をぬぐいながらの作業も終わり、何とか形になりました。

パネルもリニューアルしてとっても見やすいと好評です。

 

いつもの丸太サンプル。なでなでしてツルツルの感触を味わってみて下さいね! 

 

パンフレット各種。

 

壁板や床板も色や木目の違いを実際に見て、触ってみて下さい。

 

じゃじゃ~ん!少し詰め込みすぎな感はありますけど、皆さんの目を惹きつけられたらいいなぁ。

 

一足早く設置完了されたペレットの「森の力」さん、ペレットストーブを置いているお店「ヒノコ」の女性スタッフと記念撮影。

手伝って下さって感謝します。こういう時に差し出される仲間の手は、本当に有難いものです。

 

2階から下を見下ろして。この後、ミニチュアハウスの材料の搬入をお手伝い。助け合いの精神が人を優しくします。

笑顔がこぼれ、汗が溢れ・・・そろそろ次の訪問先との約束があるので、バタバタとエコセンを後にしたのでした。

 

第9回 エコ住宅素材展 ~これからの住まいを考える~ は、自然環境にも人にもやさしく永く住まいたい・・・と願う人たちへ。自然とつながる住まいのヒントがいっぱいの企画展です。詳しい内容やアクセスは京エコロジーセンターのホームページをご覧ください。まもなく開催です。どうぞ、お楽しみに!

2012年8月3日(金)~9月30日(日)午前9時~午後5時 ※毎週木曜日は休館・最終日は午後3時まで

会場: 京エコロジーセンター2階企画コーナー

主催: 京エコロジーセンター 企画・運営: 関西自然住宅推進ネットワーク

入場無料

 

【お問合せ】

京都市環境保全活動センター 京エコロジーセンター

住所 〒612-0031 京都市伏見区深草池ノ内町13

TEL 075(641)0911  FAX 075(641)0912

ホームページ http://www.miyako-eco.jp/

 

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