ブログ 北山杉の里だより

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北区民春まつり ~ふれあいまつり2012~のお知らせ

2012.5.19  お知らせ 

ここのところ雷や竜巻の注意報をよく耳にし不安定な気象状況ですが、本来は一年のうちで最も過ごしやすい季節。遠足や野外でのイベントなど、せっかくの楽しい時間は急な雨に見舞われたくないものですね。

今日は、来月に行われます「北区民春まつり~ふれあいまつり2012~」についてお知らせ致します。

詳しい内容の前に少しだけ、この取り組みをご紹介しましょう。

北区では北区民ふれあい事業実行委員会を中心に、子どもからお年寄りまでの幅広い区民の出会いの場、ふれあいの場を提供し、より一層の地域の活性化と区民相互の交流を図るため、さまざまな事業を展開しています。

その代表的な事業が春・夏・秋・冬に開催されるふれあいまつりです。それぞれの季節ごとに、金魚とり大会やウォークラリー、コンサートや発表会など健康的にそして文化にも触れ、大人も子どもも楽しめる催しが繰り広げられます。

先日、北区役所に行く機会がありましたので少し写真を撮らせていただきました。

 

明るく開かれた雰囲気の総合庁舎。 

 

ベンチや腰板に北山杉を使ってあります。そう、ここ北山杉の里も京都市北区。

昨年はこのふれあい事業の一環で、9月に「北山杉の里ふれあい体験隊」が開催され、定員の90名が自然の散策・体験の後、杉の里総合センターで枝打ちや丸太の砂磨きを見学されました。

同じ北区民でも行ったことのない場所を訪れたり、伝統産業を初めて見たり。大人も子どもも、それぞれの発見をして楽しんで。まさに「ふれあい」の言葉どおり、人びとの交流が深まり地域にとっても有意義な体験をされたことと思います。

 

勇ましく鎧をつけた鳥さんを発見!

北区体育振興会連合会が北区のスポーツやレクリエーション事業を盛り上げようと、生まれたマスコットキャラクター「キタイ君」です。

 

キタク(北区)とタイシン(体振)を合体させて「キタイ」君。君と呼ぶからには男の子ですね。

また、勝利を期待するという意味もこめられているそうです。

 

北区18学区名の特徴、全てを取り入れて全身金ピカ、甲冑武者をイメージした鳳(おおとり)です。

大きな嘴、鋭い眼光は今はやりの「ゆるキャラ」ならぬ、「つよキャラ」で押し出しているようですよ。

キタイ君が試合の応援に駆け付けてくれたら、心強く勝てそうな気持ちがしてくるのではないでしょうか? 

「つよキャラ」がお出迎えしてくれる活気ある北区総合庁舎。北区の運営、さまざまな事業、北区民の暮らしの礎えとなる証明・登録などの手続きがここで行われています。

 

それでは春まつりの開催要項をお知らせ致しましょう。私たちも木工体験コーナーや小物の販売で参加しますよ!

 

北区民春まつり ~ふれあいまつり2012~

 

日時:平成24年6月3日(日)午前10時~午後2時30分

    (小雨決行、雨天中止)

会場:船岡山公園(北区北大路通千本東入南側)

    市バス「船岡山」バス停前

内容

  (1)舞台コーナー

  (2)各コーナー

   ①おたのしみコーナー

     (ボールすくい、わたがし、ポップコーン、たこせん、おたのしみ抽選)

   ②模擬店コーナー

   ③わくわく体験コーナー

     ・木工

     ・グラウンドゴルフ、スタンプラリー

     ・おもちゃライブラリー

   ④ふれあい啓発コーナー

   ⑤大学コーナー

   ⑥北山杉の里コーナー

  (3)京都サンガF.C サッカー教室(会場は楽只小学校グラウンド)

    対象:北区内小学校1年生~3年生 定員:90名

    申し込み方法は京都いつでもコール(661-3755)まで。

    申込期間は5月18日(金)~5月30日(水)

 

木工体験コーナーでは、北山杉を使ったティッシュケース、ヒノキのお箸を制作していただきます。また、北山杉の木工小物も販売致します。

 

詳しくは京都市北区役所のホームページをご覧ください。

http://www.city.kyoto.lg.jp/kita/page/0000119820.html

 

当日がお天気になりますように。そしてたくさんの人たちとふれあうことが出来ますように。

木工品体験コーナーでお待ちしています!!! 

 

 

 

 

北山杉に出会えるユースホステル

2012.5.16  北山丸太・みやこ杣木 使用事例 

新緑が眩しい季節、GWでなくても少しのお休みがとれたら友人と、家族と、そして一人でもふらっと旅に出てみたいな。そんな気持ちになりませんか?

旅の計画を練る時・・・まずは行き先と、その拠点となる宿えらびですね。限られた時間の中で、ここも行きたい、あそこも行ってみたい、便利なところに泊まりたい、などなど。

旅行に人気のある京都。街中を離れたところにもお寺や神社など有名な観光スポットがあり、それらを囲む自然の中で散策やサイクリングをするのも楽しみ方の一つです。

今日は京都市の北西部にある素敵な宿をご紹介したいと思います。 

 

嵐山から大覚寺、嵯峨野、広沢の池~仁和寺や金閣寺へと続く道路。高雄方面に向かう山越えの交差点を少し過ぎて左に入ると緑ゆたかな閑静な住宅街が見えます。すぐに広~い入り口がようこそと迎えてくれました。

 

ここは宇多野(うたの)。嵯峨野周辺は奈良時代の後半に開発されて、平安時代に入ると「宇多野」のもととなる「宇太村」という地名が使われていたそうです。

そして10世紀の初めに宇多天皇が仁和寺に入るとこのあたりは御室御所と呼ばれるようになり、双ケ丘を含む宇多野の地は景色のよいところとして貴族の別荘や邸宅が建てられました。

また一説では、京都の右京区や西京区は昔は桂川や西高瀬川の氾濫で度々人々が泣かされたところでしたが太秦や宇多野はその近くではあるものの比較的高いところに位置し、そういう意味でも「よいところ」、またはよいところであって欲しいという願いのこもった土地である、という資料もありました。

う~ん、、「宇多野」の名前は天皇にも由来しているし、景色のよい、水害もない、素敵なよいところっていう意味がこめられているんですね。宇れしいことが多くさん、とか^^

で、ここはその名も「宇多野ユースホステル」。皆さん、ユースホステルってご存知ですか?

 

ユースホステルはドイツで始まった「旅の宿」のネットワーク。安全で楽しく、かつ経済的な宿泊場所を提供しようという主旨で生まれた世界的なシステムです。現在90ケ国に4000箇所以上、全国およそ320箇所のユースホステルがあります。

京都府内には4つのユースホステルがあり、宇多野ユースホステルはその一つ。

緑に囲まれた広大な敷地、そして2008年に7月に全館リニューアルオープンして建物もピッカピカ!

 

エントランスに向かいます。「遊す=ユース」なんてオシャレな暖簾、そして白木が美しく明るい、和風な佇まい・・・白木? 

 

天井チェック!むむ、この木目は! 

 

エントランスを入ると、見慣れた文字とタルキがジャジャ~ン!

 

そう、こちら宇多野ユースホステルでは地産地消を促進し、人と環境に優しい京都市域産材「みやこそまぎ」をふんだんに使っているのです。

ですから、ホステラーさん(ユースホステルの利用者のこと)も入って来られて「木のいい香り~」と言われるそうです。

 

広々としたロビー。明るさと、木の温もりが感じられます。

ユースホステルの良さはアットホームな雰囲気の中で、旅をする人々どうしが出会い交流を楽しめるところ。

ここでは毎日、「Everyday One」として、ミニコンサートや生八橋を作る体験などのイベントが宿泊者を対象に行われます。

楽しそう!

 

京都らしさが感じられるディスプレイ。こちらでは利用者の30%が海外からの方だそう。さまざまな文化が出会うインターナショナルな「旅のわが家」のような雰囲気を目指しているそうです。

 

2階から望む景色。緑の芝生と建物のコントラストがとても綺麗です。さぁ、いよいよお部屋を見せていただきます。

 

それぞれのお部屋には「高雄」や「鳴滝」など、この地域の地名が付けられています。

 

ツインルーム。ユースホステルは基本的に男女別のドミトリー(相部屋)です。えっ?知らない人と同じ部屋で寝るの?と思われるかも知れませんが、それが良いところ。新しい交流が生まれます。隣の人のイビキで寝られなかった…なんてコトはご愛嬌f^^;

 

そしてベッドサイドに使われているのが・・・絞り丸太です。初めて見た方は「ナニコレ~ぼこぼこしてるぅ」とか、わざと模様をつけてあるみたいに思われるのでは?

これこそが北山杉、みやこそまぎなのです。ほら、寝相が悪くてベッドから足がはみだしてもツルツルだから痛くないでしょう?

 

こちらは懐かしい雰囲気の2段ベッドが向かい合わせに設えてある4人部屋。

先ほどドミトリー(相部屋)と言いましたが、一部屋を貸し切ることも出来ます。例えば親しい友人グループや家族などで。この場合も、部屋を利用する人数分の料金が必要です。

 

見て下さい、この素晴らしい北山杉の絞りを!(手前味噌?)ハシゴの上部には手すりが付けてあり、人の手にも優しく温かい感触を味わっていただけます。 

 

部屋全体を見ても、ベッドや収納に、このようにふんだんに北山杉をはじめとした京都市内産木材を使用してあり、清潔感あふれ、開放的でありながら就寝時のプライバシーや安全も保たれています。2段ベッドのお部屋は家族にも人気のようです。

 

1階のロビーに備えてあるパンフレットやリーフレット。

近くには龍安寺、仁和寺、そして世界文化遺産の金閣寺。嵯峨野、嵐山などたくさんの観光スポットがあります。歩いて、自転車で、バスや電車に乗って・・・それぞれが好きな方法で京都を楽しむ。それが宇多野ユースホステル流です。

 

自転車のレンタルは一日乗っても500円と格安♪

ホームページでは、おススメのスポットや効率の良い観光の仕方をコース別にして紹介しています。

 

インターネットのレンタルもあります。ご自分で別のルートを見つけたり、名所旧跡の由来を調べたり、穴場を探ったり・・・現代人には欠かせないツールですね。 

その他コインランドリー、集会室やテニスコートなどの施設も備えています。(有料)

 

食堂にはもうたくさんの配膳の準備がされています。この日は修学旅行生の利用があるとのことでスタッフさん達も大変、忙しくしておられました。

お夕飯のメニューは何かしら?きっとはんなり、京都を感じてもらえるような心遣いがあるような気がします。

 

お食事のご案内。ユースホステルの宿泊料金は一般のホテルなどと比べると断然お安いですが、これは「素泊まり料金」で食事は事前予約の別料金となります。

何と、材料の持ち込みも可能で自炊室もあります!でも、せっかくの京都旅行なんですからご自分のスケジュールに合わせてですけど、こちらでお食事される方が多いのではないでしょうか?メニューも豊富でとっても美味しそうなんです^^

旅なれたホステラーさんには言わずもがなですが、必要なアメニティは持参して、その土地土地の美味しい食事を味わい、快適な睡眠を得る。経済的で、なおかつ世界のホステラーと交流して旅の楽しさを分かち合える。

それがユースホステルを利用する醍醐味なんでしょうね。

 

1階のロビーの奥はまるで旅館のよう! 

 

こちらは和室です。5名以上で利用できます。木と畳の香りに包まれて、う~んJapanese!

修学旅行と言うと、楽しくて眠れない夜。昔よくやった枕投げなんかは・・・?と聞いてみると、最近の学生さんはマナーが良くてあまりやらないそうです。

 

エントランスから見た風景。「行ってきま~す!」そんな風に大きな声で挨拶して出かけたくなる、アットホームなスタッフさん達。そして旅の終わりには名残惜しさを感じる宿。

きっと、「また泊まりたい。」誰もがそう思うはずです。そして皆さんの記憶に、木の温かみや丸太の優しさが残っていてくれたら・・・そう願います。

 

宇多野ユースホステルは、国際ユースホステル連盟Hostelling International (HI) より、2009年に引き続き「HI BEST HOSTEL AWARD Most Comfortable Hostel 2011」に選ばれました。

これは「もっとも居心地のよいユースホステル」という賞。

世界中に数あるユースホステルの中で、ホステラーが最も求めるところに認められたのはマネージャーを始めとして運営に携わるスタッフ達の、日々の姿勢とたゆまぬ努力があるからに違いありません。

今回ご紹介したのはほんの一部分です。(北山杉を使ったベッドがメインのつもりf^^;)

~旅と人と自然と、そして京都を愛する人に~ home away from home

あなたも一度、宇多野ユースホステルの”居心地のよさ”を体感してみませんか?

 

 

京都市宇多野ユースホステル

〒616-8191 京都市右京区太秦中山町29

TEL:075-462-2288

 http://yh-kyoto.or.jp/utano/index_j.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナダからのお客様、こむき体験に大喜び!

2012.5.13  北山杉体験・研修 

先日はインドからのお客様をお迎えしましたが、今週はカナダの学生さん。全く国際色豊かな北山杉の里です。

生憎ぐずついたお天気でしたが、この時期は一雨ごとにビックリするほど新芽が成長します。

壮大なカナダとは比べ物にならないでしょうけれど、整然と立ち並ぶ美しい北山杉はどのように目に映るのかしら・・・と楽しみに待っていました。 

 

予定の時刻より30分早く、バスは到着。

 

バスには「京都大学 ご一行様」。そうなんです。カナダからのお客様は京都大学の先生と交流のあるアルバータ大学の学生さん5名と先生1名。そして京都大学の学生さん2名と先生1名の9名ご一行様です。

日本の農林水産業を学ぶ学生さんたちが2週間の実地研修ということで京都に来られ、京都と言えば北山杉!と研修の場に選んでくださったのです。

 

アルバータ大学はカナダ・アルバータ州の州都、エドモントンにある州立総合大学(日本で言うと国立大学)で、世界でトップレベルを誇るナノテクノロジー研究所もこの大学内部にあります。

卒業生にはノーベル物理学賞を受賞したリチャード・エドワード・テイラー博士やカナダ国旗をデザインしたジョージ・スタンレー氏、その他首相や小説家など、著名人を輩出している、カナダ中部で最も優れた大学として知られています。

 

州都エドモントンは、活気に満ちたスポーツ、芸術の町と言われエドモントンバレー動物園やピラミッドの形をしたMuttart院など観光スポットも多く、動物好きの私は是非行ってみたいところです。

アルバータ大学はそんな町に流れるノースサスカチュワン川の南側にあります。

 

皆さん、丸太を手に取ってみたり人造絞りのサンプルをカメラに収めたり・・・

 

そして本日のメイン!こむき体験の特設会場f^^; 実は朝、雨が降っていたので急遽スタッフがえんやこらと設えた屋根です。

 

スタッフに教わったようにヘラをもって薄皮をこそぎ取ります。

 

先生も学生さんも真剣な表情。

 

こうなるともう夢中で、嬉々としてこむきを続ける学生さんに向かってアルバータ大学の準教授は日本の方ですけど「キミたち、サケを呑む小学生だね」ですって^^

 

つるっつるになった丸太を囲んで「ピース!」とってもいい笑顔です。

 

そして台杉の山を少し見たあとはテラスの傍でのランチタイム♪ カレーとピラフなのでスプーンを用意しておいたのですが、お箸を下さいと言われたのにはビックリ。

でも、こうして日本の文化に触れて歩み寄って下さる姿に嬉しくなりました。

この後、皆さんは美山へ。茅葺民家の並ぶ情景にどんな感想を持たれたでしょうか?

2週間の日本での研修が有意義になりますことを、そして北山杉の里の風景や丸太の感触が記憶に残りますことを願ってやみません。

 

 

 

ナマステ!

2012.5.8  北山杉体験・研修 

ゴールデンウィークも終わりまた日常が戻ってきました。長期休暇をとられた方はリフレッシュできたでしょうか?先週は荒れ模様のお天気で雹が降ったり、竜巻が起こったり。その翌日はスーパームーンが各地で観られたりと自然の恐ろしさと神秘に驚くばかりです。

 

GW前には、その大自然にかかわっておられるお客様が遠いインドから杉の里総合センターにお見えになりました。

現在、JICA(国際協力機構)が行っている森林官研修センター研修実施能力向上プロジェクト。

インドの森林周辺では森林資源に依存しながらも貧困に苦しむ住民が居住し、森林被覆率は世界の平均30%を下回っています。こうした現状は森林管理や資源利用への住民の意欲がないことから徐々に起こってきたことでした。そのためインド政府は再生可能な森林資源の利用を推進する、新たな方針を打ち出しましたがなかなかうまく行きません。それは住民と日常的に接する現場の森林官の主な役割が森林資源の違法利用者の取り締まりであったため、森林分野全般にわたる知識や住民への技術普及の経験が不足していたからです。

そこで、現場の森林官が求められている役割を適切に担い能力を高めることが出来るよう、彼らの指導・教官となる州森林官への研修の改善を支援する、というのがこのプロジェクトなのです。


むむむ~何か難しい、でも意図はよく解ります。どんなに豊富な森林があっても、それを有効に役立て守って行かないと「山が死んでいく」ばかりです。

お見えになるのは国立研修機関のエラい方のようなので、挨拶だけでも…えっと、「ナマステ?」(汗)


 

いただいたお名刺には「Central Academy for State Forest Service Ministry of Environment and Forests Government of India」

これは、インド各州にて採用される州森林官を対象とした国立の研修機関で、インド政府環境森林省森林教育局が管轄しているそうです。


ASHISH RAWATさん。この研修教育機関の校長先生のような方です。

両手を合わせて「な、なますて~」と言うと満面の笑みで「どこで勉強したの?」

「え~っと、たった今ですけどf^^;あちゃ~」(ちなみにアチャ~はgoodの意味)

ご挨拶のナマステを言う時は、単に手を合わせるのじゃなくて小指と小指、薬指と薬指・・・順番に指と指を合わせて親指どうしを合わせたら、最後にその親指を胸に当ててお辞儀するのだそうです。

  

そして何とお土産をいただいちゃいました!本場ヒマラヤのダージリンティー。緑茶だそうです。

素敵な布の袋に入っていて高級感いっぱい。

 

ビデオを見た後はコーヒータイム。左の方がASHISH先生です。北山杉をふんだんに使ったテラスをとっても気に入っていただけたみたいです。 

 

テーブルをパチリ。

 

立礼式のお茶席にもなる、取り替え可能な床柱のある床の間で行灯をパチリ。「How much?」などなど(笑)

 

 

倉庫にて。たくさんの丸太に圧倒されたご様子です。ここでもパチリパチリ。

一本一本の丹精こめて育てられた北山丸太がここでオークションにかけられると聞いて納得。背割りにも興味を示されました。 

 

今回、枝打ちはご覧になれませんでしたけれど台杉仕立ての方法を説明します。ASHISHさんはパチリ。

インドでは山に神様が棲むと信じ日本人と似たような感覚があるそうです。

北山杉の里の風景がとても好きだと言っていただけました。

 

北山杉の山を背景に記念撮影。

 

今回、JICAのプロジェクトでここ北山杉の里を研修の場の一つとして選んで下さったことで私達もインドの現状を知り、改めて森林を守ることの大切さと現場を統括・指導する立場の重要性を学びました。

この出会いに感謝し、少しでもお役に立てたのなら・・・そう思いながら北山杉たちと一緒にお見送りしました。

教えてもらったウルドゥ語で「シュクリア!(ありがとう)」そして「See you again.」また来て下さいね!と言うと「Please come our country!」

私たちの国にも来て下さい、と差し出されたASHISHさんの手はとても温かかったです。

言葉や習慣が違っても、ほんの少しだけ歩み寄ろうと思う気持ちは確実に伝わり心を通わせることが出来るのですね。

 

最後に・・・ASHISHさんのお名前の意味は「blessing」。祝福、天恵、祈り。インド国歌の歌詞にもあるそうです。

インドに神の祝福を!!!


 

インド国歌 ジャナ・ガナ・マナ / Jana Gana Mana / インドの朝

O! Dispenser of India’s destiny, thou art the ruler of the minds of all people
Thy name rouses the hearts of Punjab, Sindh, Gujarat, the Maratha country,
in the Dravida country, Utkala and Bengal;
It echoes in the hills of the Vindhyas and Himalayas,
it mingles in the rhapsodies of the pure waters of Yamuna and the Ganges.
They chant only thy name.
They seek only thy auspicious blessings.
They sing only the glory of thy victory.
The salvation of all people waits in thy hands,
O! Dispenser of India’s destiny, thou art the ruler of the minds of all people
Victory to thee, Victory to thee,
Victory, Victory, Victory, Victory to thee!.

 

 

端午の節句エトセトラ。

2012.5.2  北山杉加工品 

GW真っ只中、9連休の方もおられるかも知れませんが北山杉の里は暦どおり。5月に入りぐずついたお天気になりましたが、1日と2日は通常業務を行いました。

暦どおりですので5月3日(憲法記念日)・4日(みどりの日)・5日(こどもの日)・6日の日曜日はお休みさせて頂きます。

こどもの日。ここ中川では小さな子ども達も少なくなり、はためく鯉のぼりの姿は見られませんが、総合センターには先日ご紹介しました兜や鯉のぼりの可愛らしい木工品が季節を彩ってくれています。

 

5月5日の子どもの日は国民の祝日となっていますが、「端午の節句」、「菖蒲の節句」とも言われます。

紀元前三世紀、中国の楚の時代に由来するものとされ、強い香りの菖蒲や蓬(よもぎ)を束ねて軒先に吊るすことで邪気を払い、また菖蒲湯に入り無病息災を願うなどの風習は今も日本に残っています。

端午の「端」はもののはし、つまり始まりという意味で月の初めの午の日、午は五を表すことから毎月5日を指していましたが、中でも数字が揃う5月5日を端午の節句としたと言われています。

他にも、3月3日は桃の節句、7月7日は七夕、9月9日は重陽(菊)の節句のように奇数が揃っているのは端午の節句がゆかりとなったのでしょうか?

  

(資料画像)

そして鎌倉時代には「菖蒲」を「尚武」とかけて、また菖蒲の葉っぱが剣のように尖っていることから武士を尊ぶ男の子の節句へと移って行き、菖蒲の節句とも言われるようになりました。

江戸時代には徳川幕府の重要な式日が5月5日と定められ、将軍に男の子が生まれると玄関前に馬しるしや幟など、勇ましい飾りをして祝いました。

このように時代が移るにつれて端午の節句は男の子の誕生と成長を祝うまつり事となっていったのです。

 

 (資料画像)

今の時期、和菓子屋さんのウインドウに並んでいるのが柏餅です。美味しそ~う!

こしあん、つぶあん、みそあんなど中の餡子もいろいろで柏の葉っぱがいい香りをしています。個人的にはよもぎのお餅でつぶ餡を包んであるのが一番好きです♪

地方によって異なるかも知れませんけど、初節句にははちまきをし2年目からは柏餅を食べる。この柏餅は、柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」という縁起物だそうです。

毎年時が来たらホコリをはたいて飾ったり、何気なく食べているお菓子。当たり前のように日本の風習にならってきましたけれど、そこには長い歴史と意味がありました。それを伝えて行くためにも、これからはもう少し心をこめて拭いたり柏餅も一口でパクっといくんじゃなく味わいながら頂かなくちゃ、、と思ったのでした。

 

そしてタッチパネル式デジタルサイネージも完成!

操作は簡単、画面にタッチするだけで見たいところが見られます。

北山丸太が出来るまでの工程は勿論のこと、歴史や地域の見どころ・新しい取り組みなど内容は盛りだくさん!

一人で静かに深く、仲間とワイワイ楽しく、それぞれの使い方で幅が広がるタッチパネル式デジタルサイネージ。

ぜひ一度タッチしてみませんか?

残念ながら連休中と6日の日曜日まではお休みですので5月7日の月曜日以降、ご来場をお待ちしております。

グループの場合は事前にご連絡頂きますようお願い致します。 TEL(075)406-2955

なお、毎週日曜日は駐車場で朝市を開催し、北山地域で採れた山菜や野菜、山野草や木工品などを販売しています。5月6日の日曜日も朝市はありますのでお近くへお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。

  時間:午前8時30分~12時(雨天開催)

  場所: 京都北山杉の里総合センター駐車場(京都北山丸太生産協同組合内) 

      京都市北区中川川登74 

春を追いかけて。

2012.4.25  日記 

お久しぶりです!長らくお休みしてしまい申し訳ありませんでした。 

私事ですが…突然の病で人生、破滅に向かったかと思いましたが(大げさf^^;)暫らく休養を頂き、復活の朝を迎えました。

北山杉の里の春をとても楽しみにしていたのですが、どうやらヤマザクラにも追い越されてしまったようでガックリ…

一気に初夏のような日差しと気温で草花たちも気怠そうにしています。でも、まだまだ自然の愛らしい植物が待っていてくれました。

新たな創造に向けてブログも再開です!

 

国道161号線を京北に向かって走ると小野郷の手前あたり、左手に北山杉の里総合センターの「ようこそ北山杉の里へ」という表示板が見えます。

道路との間にはせせらぎの音も涼やかに川が流れ、色鮮やかな花々が風にそよいでいました。

 

ユキヤナギ(雪柳)。

バラ科の落葉低木で雪のように白い花を枝全体につけることからこの和名が付きました。自生種は石川県産ですが、現在絶滅危惧種に指定されています。花言葉は「愛嬌」「気まま」「自由」など。

この雪のように真っ白な可憐な花が絶滅しないように祈るばかりです。

 

レンギョウでしょうか。モクセイ科の落葉性低木広葉樹です。鮮やかな黄色の花が終わると新緑が芽吹き、また違った姿で見る者を楽しませてくれる力強い植物です。

 

爽やかな色の小花が咲き乱れています。誰もが一度は目にされた事があるのではないでしょうか?

 

オオイヌノフグリ。知る人ぞ知る、大きなワンちゃんの〇〇という意味ですがゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草。

中国産という説もあり別名「瑠璃唐草」「星の瞳」。こっちの方が断然、ロマンチックな名前ですよね?

花言葉は「信頼」。見つめていると何故かホッとするような変わらない姿、美しい水色は春の野に欠かせない脇役さんです。

 

濃いピンク色の花、明らかに豆っぽい葉っぱ。これも幼い頃から目にしているカラスノエンドウ。

正式には「ヤハズエンドウ」という名前で、マメ科ソラマメ属の越年草です。笛にして吹いたのを思い出します。

 

ご存じタンポポ(蒲公英)。キク科タンポポ属の多年性植物。英語名はダンディライオン、フランス語ではdandelionダン・デ・リオンと読み「ライオンの歯」を意味します。

それはギザギザとした葉っぱの形が鋭い歯のように見えるから。主にユーラシア大陸に分布しますが、タンポポ属の分類は非常に複雑で、学説によって60種からそれ以上に分類されています。

在来種、外来種、それらの交雑種。コンクリートの割れ目から顔をだす強さ、そして綿帽子のはかなさ…さまざまな表情をもつタンポポは漢方薬やお茶、食用にも用いられています。そう言えば小さな黄色い花はお造りの横にも添えられていますね。

セイヨウタンポポの花言葉は「真心の愛」「思わせぶり」二つの言葉は真逆のようですが、それがタンポポらしさかも知れませんね。

 

さあ、北山杉の里総合センターと向かい合う北山杉たちも日射しを浴びて汗ばんでいるような午後。

 

小さな谷あいを流れる水も美しく透き通り、枝打ちをした杉の葉ですが生き生きと見えます。

 

その谷川にかかる丸太の橋をそろそろと渡ると大きな枯れ木が寝かせてありました。何やら秘密がありそうです。

 

そっと近づいてみると・・・キノコ?

毒きのこではありません。れっきとした椎茸なのです。先日の雨でぐっと成長して立派な傘を開いています。

 

椎茸は日本・中国・韓国などで栽培されていて、英語でもShiitake、Shiitake mushroom(シイタケ マッシュルーム)と呼ばれています。自然界ではシイ、ナラ、クヌギなど広葉樹の枯れ木に発生しますがまれに杉などの針葉樹にも発生することがあるそうです。

一般的には、ほだ木と呼ばれる原木に種菌を摂取して育てる原木栽培がよく知られていますね。

この椎茸は自然発生ではなく、どなたかが杉の枯れ木に菌を植えつけられたもののようです。菌糸体が広がるまで1年ほどかかり、椎茸の姿は子実体と言うのですが、これが出来るのは菌を付けてから18~24ヶ月もかかります。そして3~4年、春と秋に収穫することが出来ます。

水分を多く含み、あまり日持ちがしない生しいたけ。裏のひだのところが茶色くなってはいけません。このように真っ白なひだが新鮮な印です。

 

籠に盛って事務所に置いていると「パンケーキみたいやな。」とお客さんがおっしゃいました。

ふっくら肉厚な椎茸。焼いて食べようかしら?お鍋に入れようかしら?いずれにせよ、今夜のおかずの一品が収穫できました^^

 

大切に大切に育てられている北山杉の周りには、こんなにもたくさんの植物が息づいています。

誰の世話を受けるわけでもなく季節ごとにほころぶ草花たち。その姿は雑草と呼ぶにはあまりにも可憐で、けれど逞しい。

主役の桜をカメラに収めることは出来ませんでした。けれど去り行く春を追いかけながら命のありがたさを感じつつ、小さな頃の記憶を呼び覚ましてくれる野の花たちが絶滅などしないでいてほしいと願ったひとときでした。

山々の緑が美しい季節です。見学や研修にみえるお客様も増えてきました。

花粉症を恐れずに北山杉の里にいらっしゃいませんか?

 

 

 

 

Only Oneをあなたの部屋に。

2012.3.19  日記 

この時期になると必ずやってくる、寒の戻り。北山の里にもはらはらと雪が舞っていますが被害を受けた地域の方々はもっと心が寒いことでしょう。

先日、京都新聞にも掲載されました「イマトコ」。家具を製作する会社へ材料を納めてきました。場所は原谷(はらだに)です。残念ながらまだ冬枯れで寒々しい景色でしたが桜の季節には素晴らしく美しい花が咲き誇る有名なところなんです。

 

坂を上って到着。高台にある大きな会社です。

二葉工業株式会社。「フタバ オリジナル家具」のプレートもあります。

家具以外にも板金・塗装などを手掛けている会社です。

 

毛布にくるんで大切に運んできた材料たち。

長い北山丸太も丁寧に梱包して納品しました。対応して下さったのは装工部主任の山本さん。

ここの工場でイマトコが制作されます。そして是非にとお願いしてショウルームを見せていただく事に…

 

先ほどの門をくぐって正面から入らせていただくと、左手にそのお部屋が。

 

キャー♪素敵なテーブルや家具がいっぱい。床は杉材です。

これは北欧のテーブル。オーク(楢材)です。これだけでも立派なのに中央から広がるそうです。北欧ではお部屋が広いので余裕で置けるし、家族が多かったり、お客様が来られた場合はテーブルが大きくなるのって便利ですよね。お値段も…デス^^

 

チェアーたち。どれも二葉さんの作品です。これを見て思わず「家族の椅子が一つずつ違うのもイイですね」って言うと、「本来チェアーとはそういうものです。家族一人ひとりの好みと体に合った椅子。ダイニングのセットなんかは揃ってますけどね。」と山本さん。ダイニングだって一つひとつ違ったら面白いと思いませんか?

 

こちらも北欧の家具。奥のデスクに何やら可愛らしいものが見えますよ。

ミニチュアの椅子が並んでいます。何て可愛いのでしょう!

これらは二葉さんがこれまでに制作されたチェアーのミニチュアです。もう今では作られていないものもあるので二葉さんのチェアーの軌跡、とでも言いましょうか。椅子に対する思い入れを感じます。

 

外光をたっぷり取り入れて白い壁と床材のコントラストも素敵な明るいショウルームです。おっ、奥には見なれた柱が。

障子もあって何となく和テイストなこの部分。このぶっとい北山丸太はここが作られた時からずっとあるのだそうです。

 

Zチェアー。本当に「Z(ゼット)」の形をしています。木目が美しい一品。何だか痛そうですが座ってみると何と座り心地の良いこと!

 

これが二葉さん自信のチェアー。何が、どこが違うのでしょう?

写真の撮り方で少々判りづらいかも知れませんが、椅子の脚の先端が細くなっています。

他の椅子の脚はこのように上から下まで同じ太さです。

山本さんのおっしゃる「ふとあつ」。ん?ふとあつ?漢字で書くと「不等厚」。

床に近づくにつれて細くなっていってチェアーがエレガントさを増すのだそうです。無垢の木では割れが生じるのでこのような加工には無理があります。

これは楢材ですが、集成材でのこのような加工は二葉さん独自のものです。丈夫で、エレガント。

説明して頂きながら、山本さんが「チェアー」と発せられるたびに一つひとつの椅子に対する愛情を感じました。

残念ながらこのchairも今は製造されていないそうですが、本当に素敵ないいものを見せてもらって心がほかほか。

 

二葉家具さんの本社は家具のまち夷川(夷川通東洞院東入)、こちらにもショウルームがあります。

そして原谷の工場とショウルーム。

お話を聞かせていただいて、今回納めた杉材と丸太が山本さんたちの手によってイマトコとして新しい命を授けられる事は伝説の料理人が良い材料を用いて素晴らしいお料理を創り上げるような感じを受けました。お料理は食べたらなくなっちゃいますけどchairは大切に使うと代々、味わいを増してきますものね。

そして誇らしい技術によって創られたonly oneを自分の部屋にも欲しいなぁ…と思ったのでした。

 

 

 

 

 

タッチパネル式デジタルサイネージ完成間近!

2012.3.13  日記 

北山杉・北山丸太のPR、販路開拓事業の一環である、タッチパネル式デジタルサイネージがいよいよ完成間近となりました。

デジタルサイネージは、パソコンと専用モニターを接続するだけなので見学に来られた方の利用やイベント会場などでの活躍が期待されるツールです。

歴史から生産工程、使用例、北山林業地域の紹介まで様々な内容を画面をタッチするだけで見ることが出来ます。

昨年夏より会議を重ね内容を詰め、写真や原稿を各自が担当してきました。やり始めるとアレもコレもと欲が出ますが、見る人の立場になると盛り沢山すぎても見にくい、一人の独占する時間が長くなるなどが考えられるのでどうすれば内容を充実させて出来るだけたくさんの人に見てもらえるか、構成や写真の選択は難航しました。

  

北山杉の里総合センターを入ったところの展示コーナーに早速設置。ぞわぞわとみんな集まってお姉さんの説明を聞きます。 

 

設定はとっても簡単。最初だけ下のパソコンでデータを立ち上げると、あとは上のモニターでタッチ操作するだけ。映像はとてもきれいです。 

 

地図上で中川、杉阪・真弓をタッチするとそれぞれの見どころが出てきます。あ、でも現在地のしるし(ここは北山杉の里総合センター)がありませんね。実際に見て、触ると改善点が見えてきます。 

 

いま見えているのがTOP画面で、ここに色々なメニューがあって選択できるようになっています。

タッチして色々な画面を見ながら、「こうした方がいいのでは?」「ここの色は変えよう」「あ、説明がない」「もっと違う写真はないのか」 などなどの声が上がります。

 

製作を始めたのが昨年の夏以降なので、それ以前の作業や季節の写真はまだありません。「準備中」の部分もところどころあります。

けれど画像の追加は可能。もうすぐ春がやって来ると最新の画像を載せることが出来ます。そしてもっと、もっと北山の里や北山杉を知りたい方のために奥の深~い内容を計画中です。

まるでスマートフォンを触っているかのような感覚のタッチパネル式デジタルサイネージ。

年齢を問わず北山杉・北山丸太を楽しみながら学べます。時間的に無理な案内や説明も、これ一台でカバー。見学に訪れた人が四季の移ろいを画像で確かめることも出来ますし、それを見て「また来よう」と思っていただけたらこれ以上嬉しいことはありません。

PRにも最適なツールですので、将来的には見本市などで外国の方にも知ってもらえる様、翻訳選択も増やしていけたらいいなぁと思います。

タッチパネル式デジタルサイネージ「北山杉・北山丸太」。

最後のツメをして、まもなくデビューです。Coming Sooooooon!!! お楽しみに!

 

 

 

 

プレカット・北山丸太の生きる道

2012.3.7  北山丸太について 

関東方面では大雪、そして毎日のように地震警報や速報が流れ心穏やかに過ごせるのはいつになるのでしょうか?常に情報に耳を傾け、気持ちは備えていたいものです。

備える→準備する→prepare・・・【pre-】接頭語で「前もって、あらかじめ」のようにも使います。

あれれ無理がある?そんな事はありません^^今回は「プレカット」のお話です。

国道162号線を高雄からさらに奥へ5キロほど、中川トンネルの手前、中川に入ってすぐ、高台に茶色の建物が見えます。

ここは加藤林産株式会社。北山杉の床柱を中心に数寄屋建築材などを植林からプレカット床柱まで一貫して製造している会社です。

北山丸太をプレカット加工している国内有数の企業と聞いていたのでとても興味がありました。ところでプレカットとは?

【プレカット(precut)】

住宅建築における木工事部分について現場施工前に工場などで原材料を切断したり加工を施しておくこと。工期を短縮、産業廃棄物の抑制、大工職人の技量や建築現場の気象条件などのさまざまな不安定要素に左右されることなく、均一な部材を安定して調達できるというメリットがある。

文明や科学が革新されるにつれて人の技術や技量は特別なもの、時間とお金がかかるもの、と思われるようになり、住宅メーカーなどでは家を「建てる」から「組み立てる」感覚になってきたように思います。

その家その家に選ばれた丸太が運ばれ、墨を描き鉋で削り鑿を打つ。本来、床の間は大工さんの腕の見せ所でもあったはずです。

けれど施主の好みに合わせてゆっくりと家を建てることは少なくなり、また床の間の需要も減少して行きました。

それ故に大工職人さんの技術の継承も一部のものとなってしまった。負のスパイラルを生み出してしまったのです。古き良き日本人の心が失われていく悲しい現状。

けれど加藤林産は考えました。「この時代にどうしたら北山杉を使ってもらえるか?」

 

複雑な床の間の施工に丸太を持ち込んだところで大工さんは「これをどうせいっちゅうの?」そんな事がなきにしも非ず、という現場。設計図に合わせて床柱がカットしてあったらどんなに施工が楽だろう。それが北山丸太をプレカットするという発想でした。

工場で作業中です。ほとんどカットは終わっていて、仕上げの部分を見せていただきました。 

 

背中(壁がわ)です。背割りもビシっと入った上にカットされています。 

 

こちらは柱の上部。まるで木工細工のように見えますが、恐らく床の間の落し掛けにあわせてこんなに細かいカットが機械で出来るのです。 

 

丸太の太さは一本ずつ違うので、発注される設計図に基づいてコンピューターで管理しています。現代の頭脳と伝統の北山杉との融合の一部です。 

 

プレカットした丸太に下地材を付けます。 

 

何と言うことでしょう。ここまで出来ていると、現場ではパコっとはめるだけです。 

 

丸太と下地材の間に遊びがあるように、ビス留めもガチガチにはしません。このように全てにおいて「現場が作業しやすいように」の心づくしと、その家の床柱としてどうしたら北山丸太が美しく存在するかが考えられているような気がします。 

 

鋸で端を揃えて切り落として… 

ハイ!出来上がり。 「プレカット」と聞いて機械化と想像していたものとは全然違いました。コンピューターと人が力を合わせて作り上げた床柱です。

 

こうして床柱として再びお嫁に行く北山丸太。磨きがお化粧ならプレカットは既に嫁ぎ先の色に染まっている…とでも言いましょうか。

 

 

負のスパイラルから正の方向へ。住宅メーカーではこのプレカットにより床の間の需要が増えました。積極的に営業もできますよね。日本人の心。安らぎの和室と床の間。そして現場の大工職人さんは施工が容易であるとともに、カットされた丸太を見て構造を研究したり勉強にもなっています。

 

2階にはたくさんの丸太が待機しています。上質な丸太たちは乾燥も十分。加藤林産はクレームゼロを自負しています。それだけ品質管理にはこだわっているのです。 

 

きちんと磨きが施されていて5年後、10年後と年月を重ねる毎にその色艶を増していくと言います。 

 

近年、確かに出荷量が減少している北山丸太。試行錯誤の中で、誰もが絶やしてはならないと思っています。

加藤林産も考えることは常に「どうやったら北山丸太をつこてもらえるか」。

そのためにも良い杉が育たなくては。良い絞りでなければ。価値ある北山丸太でなければ。

加藤林産は信念をもってこれからも進んでいきます。

 

Hot News! 京都新聞に掲載されました。

2012.3.6  北山杉加工品 

平成24年3月5日(月)の京都新聞朝刊の市民版にイマトコ家具や国際見本市アンビエンテに出展した北山杉ブランディングプロジェクト試作家具の記事が掲載されました。

 

 

…と言うタイムリーな記事が出たところで、早速ご注文いただいた家具の材料の確認と検品に、京北の加工センターへ行って来ました。

 

本日の材料確認は、ソファーの部材の中で、北山杉ではない部分の京都産スギ材の確認です。

たくさん材料が置いてある中、納品するものがまとめてありました!

 

長さ・幅・高さ、発注より大きめにカットしてそれぞれの本数が各部分ごとに括ってあります。

 

まさ目の部分に節がないか、長さは合っているか1本ずつ検品します。

これから、家具を製作する工場へ納めて「イマトコ」が出来るのです。

ファブリックは何色でしょう、どんな場所に置かれるのでしょう?とても楽しみです。

新聞にも取り上げていただき、北山杉・北山丸太の素材を生かした新しい取り組みがもっともっと多くの人々の目にとまればいいな、問い合わせの電話が殺到すれば…いいな…と思います!

なお、イマトコ家具についてのお問合わせは、カギロイ TEL 03-3721-7186 まで

 

 

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