ブログ 北山杉の里だより

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お散歩途中に見つけました。

2016.6.12  日記 

 お散歩途中に見つけました。4億年前に陸上に現れた古代植物・・・

 

伸びるとこんな感じ 上に上にと伸びています。

日陰葛(和名ヒカゲノカズラ)或いはクラブ・モス(英名)或いはきつねのタスキ或いはきつねのしっぽと色々呼び方はあるようです。

昔はよく仕出し弁当に飾りとして入っていましたが、最近はあまり見なくなりました。(あまり良いものを食べていないからかもしれませんが)

 調べてみると山の斜面などに自生している植物で「一年中青々として枯れない」のでめでたいとされているとのこと。いまでも正月のおめでたいお料理や床飾りに使用されるとのこと。

 

 「掛蓬莱飾り(京都 吉兆HPより転載)」

 

素敵ですね、こんな風に飾るなんて全然知りませんでした、年末まで覚えていたらやってみよっかな?と思いました。

知らなければ素通りしている事が沢山ありそうです。田舎暮らしを楽しむには知識が必要ですね

チャレンジ体験2016 in北山

2016.6.10  北山杉体験・研修 

 梅雨に入りジメジメしたお天気が続きます。そんな中今年も今週火曜日から金曜日までの4日間、北野中学生4名をチャレンジ体験でお預かりすることになりました。

今回は事前にエントリーシートなる履歴書を持ってきてくれました。

自己PRや将来の夢など、さながら就職試験のための履歴書のようです。(しかも、内容が素晴らしい)

 最終日は雨ではなかったものの晴天の中(暑)、残木の片付けでした。
 伐採後、残木を片付け、また次に植える場所を準備するのでとても大切な仕事です。他にもはしごに登ったり色々体験してもらったと(写真撮り忘れ、残念)山主様よりの報告がありました。

 

 

毎年、仕事内容は違いますが北山のチャレンジ体験は今も昔も大変です。
作業のしんどさはもちろん、天候や動植物などこんなに自然と対峙するチャレンジ体験はそうそう無いと思います。
北山のチャレンジ体験をした子の同窓会があればおもしろいでしょうね。「山が気持ちよかったw-」「あのおっちゃんに世話になったわ~」とか「雨でどぼどぼになって、大変やったわ~」とか、ここでしか出来ない体験がいっぱいあるので、年代を超えて盛り上がりそうです。

 うって変って、小耳に挟んで驚いた話。ある飲食店でチャレンジ体験の中学生をお預かりし、食器洗いを体験してもらったところ、翌日学校側から「べちゃべちゃになる食器洗いはさせないでください」と言われ、結局翌日からしてもらうことがなくなったとか・・・。
中学生は機嫌よく食器洗いをしていたように見えたのに、とその話をしてくれた人はおっしゃっていました。

 どういう判断でそんなことになったのかは、色々想像できますが真実はわかりません。
ただ仕事は楽しいことだけでなく、しんどいことも理不尽なことも色々ある、そんなことを少し経験してもらう、そしてその中からそれぞれが学んでもらう、それがチャレンジ体験ではないのでしょうか?

 

 お陰様で、今回もみんなの頑張りの結果、写真の茶色い杉葉も全て片付けてくれて土が見える位、綺麗になったと山主様よりお褒めの言葉を頂きました。こんなに一生懸命してくれる子どもたちはきっと勉強やクラブも頑張っている子どもたちなのでしょう。お家の方や先生方のご指導の賜物でしょうね

 幸いこちら北山のチャレンジ体験では「覚悟のある中学生」(おうちの方も覚悟してくださっているようです。毎度洗濯ありがとうございます。)が来てくれるせいか、特に学校側から何か制限をされることは今まで一度もありません。(幸い事故もなくありがたいことです。)
 これは中学生にとっても中学校にとっても、組合にとっても幸せなことです。しかし窮屈に怖がりになっているこのご時世ですから、もしかしたらこれからは体験に制限をかけられたり、「北山は危ないから、体験場所としてふさわしくない。」といわれる日が来るかもしれません。
ただ北山杉がある限り危険と向かい合わせで仕事をしている林業従事者がいることを忘れないでくださいね。

 お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね。

 

6月9日(木)毎日新聞に美しい北山杉の風景を掲載して頂きました。こんなに美しい人工林を維持するのは本当に大変なことですが、残していきたいものですね。

全国育樹祭、ご存知ですか?

2016.6.9  お知らせ 

梅雨に入り、毎日天気予報が気になります。 

今年は第40回全国育樹祭が10/8(土)10/9(日)京都で開催されます。

 

ご存知の方は多いのだと思いますが私は勉強不足で、よく知りませんでしたので調べてみました。

植樹祭はこちら

育樹祭はこちら

 

去年の岐阜県で行われた第39回の育樹祭の様子を見てみると式典中心の映像ではありますが非常に賑やかに盛大に行われていることがわかりました。

先日お越しになった「みどりの女神」さんもこのような場所で華を添えられるのでしょうね。

京都での植樹祭は平成3年に開催されていますが、京都での育樹祭の開催は今回初めてだそうです。ですから、「生きている間に滅多に無いこと」ですよね。

 京都での開催、楽しみです。
 日吉の森で行われる式典の中では、会場内に立てられた北山杉の枝打ち作業や砂を使った伝統的な丸太磨き作業の実演も行われます。参加者も一般募集されていますよ→こちら

  

 

北区民ふれあいまつり2016

2016.6.7  イベント 

 雨が心配された北区民ふれあいまつり2016ですが、去る6月5日(日)午前中小雨が降る中開催されました。

 

 今回当組合は「北山杉のミニカー」と恒例の「北山杉お箸作り」体験で出店参加させていただきました。

 

「北山杉のミニカー」は男の子向きかなぁ?と思っていたのですが、意外に女の子も作ってくれました。また、「子供に・・・」「孫に・・・」と頑張られる大人の方も。

 

「北山杉お箸作り」は老若男女問わず、楽しんでくださいました。

 

 

「北山杉お箸作り」はなかなか難しいので、そして消耗品ですので毎年お作りいただけたら、幸いです。

初めての清明高校での開催、雨のために足元が悪い中ご来場下さいましてありがとうございました。

 

北山杉の里 福祉問題

2016.6.5  日記 

 ここ北山杉の里でも高齢化がすすんでいます。

 最近では認知症という病気がよく取り沙汰されていますが、ここ中川学区でも同様で「~さん、よく散歩したはるなぁ」とか「~さん前は(服装に気を使って)綺麗にしたはったのに、ちょっと最近様子がちがうなぁ」とかそういう話を耳にすることが増えてきました。

 しかしこちら中川学区は市街化調整区域のために新たに家を建てることができないので、ここに住んでいる人はほぼ顔見知りと言ってよいところです。

 ですから、ちょっと誰かの様子が変わってこられたりすると人から人へと伝わっていくのです。
これは、受け止めかたによっては田舎の嫌なところになるのですが、ある面では良いところですね。
何か困っておられるようだと、誰かが声をかけ少し話をして、家に連れてさしあげたり、「家にいない、おかしい。」となると、近所に人が「さっきあそこにやはったえ。」と教えてくれたり。
人が少ないからこそ目に付き、ゆるーい安全の輪ができているようなものです。

 今でこそ認知症サポーター講座など盛んに受ける機会も増え、社会的に「認知症の人も安心して暮らせる社会にしましょう」という方向性ですが、まさに中川学区では意識するまでもなく実践させています。
こういった良い田舎の面をもっと知ってもらって市街化調整区域の枠を取ってもらって、田舎の良い面を継承しながら、若い世帯も安心して子育てできる場所になれば良いのになぁと望んでいます。

北区民ふれあいまつり2016についてのお知らせ

2016.5.30  お知らせ 

  毎年恒例の船岡山での北区民ふれあいまつりですが、今年は北区役所のすぐ東に出来た清明高校に場所が変わって開催されます。
  詳しいご案内はこちら 北区役所のホームページをご覧ください。

自然一杯の船岡山も良かったのですが、昨年4月に開校された清明高校もこんな時でないと行く機会がないので楽しみです。

そして今年も、当組合から北山杉木工体験で参加させていただきます。
今年は北山杉のお箸づくりと、子供さん向けに北山杉の自動車づくりを行っていただく予定です。

皆さんに楽しんで頂けるイベントになればと思っております。

 

バームクーヘンそっくりの北山杉オブジェ

2016.5.25  北山丸太・みやこ杣木 使用事例 

真夏のような暑さが一旦落ち着き、今日はしっとりとした空模様。そろそろ梅雨を迎える時期になってきましたね。

先日、洛北宝ヶ池近くにあるグランドプリンスホテル京都さんの地下プリンスホール前に、北山杉の天然出絞の模様と、密に詰まった年輪を活かしたオブジェを設置いただきました。

グランドプリンスホテル京都さんは今年開業30周年を迎えられ、この記念の年、約1,000名が収容できる地下の大宴会場前ホールを、京都の洛北・北山つながりの北山杉を使ってリニューアルしたいとお声掛けいただきました。
インテリアデザイナーの方に相談し、材料を調達。乾燥を十分に行って、木工職人さんに加工をお願いし、半年以上準備の末、ようやく完成いたしました。

天然の出絞り模様がある北山杉の木肌を磨いて輪切りにし中をくり抜き、絨毯のグリーンに合わせて内側を塗装、連結しました。

するとこの形、美味しくて見慣れたお菓子そっくりになりました。
皆さんもうおわかりですね。そうです。バームクーヘンです!
あれ?でも、もともとこちらが先で、バームクーヘンが木を輪切りにしたこの年輪を真似て作られたのでは? 

まあどちらが先でも良いのですが、とっても美味しそうで可愛らしい、バームクーヘンそっくりの北山杉オブジェが出来ました。 

実はこの形になった一つの理由は、ドーナツ型のホテル建物にマッチした形状からなんです。

こちらのホテル建物は、東京有楽町の日生劇場や、ちょうど今開催されている伊勢志摩サミットの会場となる志摩観光ホテルを設計した村野藤吾氏の設計によるもので、ドーナツ型の建物の中心部分には円形の庭園が造られています。

そしてオブジェ下部にも可愛らしい北山杉の短い小丸太(タルキ)を使って装飾させていただきました。



またこのオブジェ設置については京都市からも後援いただき、説明表示していただきました。
あっ、この表示材にも天然出絞り模様の北山杉が・・(^^)/

この北山杉のオブジェが今後多くの方に親しまれ、人々の心を和ませるスポットになればと願っております。

北山丸太クイズ

2016.5.20  北山丸太について 

 一昨日、今シーズン最終の北山丸太市売りを行いました。
 市況を反映し、やや低調な売れ行きでしたが、遠方からもお越しいただき、ご参加ありがとうございました。 

 その市売り前の状況、北山丸太が整然と並び、売立てを待っています。

北山丸太は3mが標準の長さですが、写真のように長い寸法も(少ないですが)出品されることもあります。

今回の長尺丸太はシャワーキャップをかぶせてもらっているように見えますね~

ここで質問です。 何故シャワーキャップをかぶっているのでしょうか

①長いので天井に当たるのを防ぐ為。

②色が白くなるように上部に薬剤が塗ってあるのが乾かないようにするため。

③乾燥にともなう干割れを防ぐ為。

 

 はい、正解は・・・③です。上部の暑さや移動中の乾燥の伴う干割れを防ぐため、ビニロンという特殊なビニール素材を被せ、市売りが終わったら下まで降ろしておきます。
※ビニロンは内部からの水分は外へ通す特殊な素材で、乾燥した外部でも干割れを防止して、上手に乾くそうです。 

正解されたあなたはなかなかの北山通ですね。(キタヤマドオリではありません、キタヤマツウと読んで下さいね。)

今シーズン最後の市場前

2016.5.16  日記 

丸太の市場前約1週間は、北山丸太の生産者が商品の丸太を持ち込む為、丸太展示場に来られます。

みんな一人1台のトラックで来られるので、駐車場が賑やかになります。

 展示場に丸太を持ち込み、1本1本トラックから丸太を大切に下ろして、抽選で決められた場所に並べます。

後で集計上コンピュータに通すので生産者の方に、品名と本数、販売希望単価などを記入していただく作業があります。

この申込用紙を書く作業が苦手な方がいらっしゃいます。

今回は非常に間違いの多かった80歳代の生産者kさん、自分で間違いに気づかれ、後に「機械はうそつかへんなぁ、すかたんばっかりして悪いなぁ」とおっしゃいます

 いえいえ、大丈夫ですよ、80歳を超えられ丸太を運んでこられるだけでも、立派ですよ~(親子ほどの年齢差がありますが、おそらく今でも体力的には勝てないでしょう)

むしろ「すかたん」という言葉、久しぶりに聞いて、なんだかほっこりしてしまいました

 

北山あるある①

2016.5.15  北山丸太について 

 ここ数日さわやかな良い天気が続いています。そんな中、5月18日(水)北山若葉祭と銘打って当組合今期最終の北山丸太の市が行われます。ですから、今は丸太展示会場に丸太を持ち込む期間なのですが、「こんなええ天気やと持込できひんわ」という声が聞こえてきます。

どういうことか、わかります?

 

北山林業男子(笑)の言葉を訳しますと

「天気が良いと荷主の倉庫から市の行われる丸太展示場に運ぶ最中に、丸太に干割れが入ってしまう」と言う事です。

丸太を材木としてしかとらえられていないと、「木やもん、割れるの当たり前やし」と思われると思いますが、ここ北山丸太の生産者の思いはもっと繊細で深いものなのです。

 北山丸太はご存知のとおり、主に木肌の美しさを生かして意匠として使っていただく木材です。 

 丸太製造の後、売れるまでは各生産者が保管されるのですが、本当に大事にされるのです。丸太を乾かすときにも1本1本手作業で太陽の当たる加減を見つつあっち向け、こっち向け・・・、保管するときも温度管理と湿度の管理のために、倉庫を天気や気温にあわせて開けたり閉めたり・・・いざ出荷が決まっても乾燥時には丸太にビニロンを巻いたり・・・丸太が売れるまでずっとです。ちょっと時代錯誤というか、「えっ、そんなことしてたんかい」って思いませんか?

 北山丸太は一般の材木に比べて「高価」だという理由を少しお分かりいただけたでしょうか?北山丸太の説明をするとき、こういう細かい説明って、生産者にすれば昔からしている当たり前の事過ぎてされないのですが、生産者ではない私が事務所で見聞きしているなかで、「えっそこまで気にする?えっそこまでフォローする?」と驚くことは沢山あるので、またご紹介していきたいと思います。

 

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